パリ協定を契機に、企業がサステナビリティに対応した経営戦略の開示や目標設定等を通じ、サステナビリティ経営に取り組む動きが加速化しています。特に、カーボンニュートラル(脱炭素)、ネイチャーポジティブ(生物多様性・自然共生)、サーキュラーエコノミー(循環経済)の3つのサステナビリティ分野への対応は急速に進められており、関連ビジネスの創出やESG投資やサステナファイナンスを通じた資金調達も活発化しています。
一方で、これらのサステナビリティ分野の課題は個別に議論がされる傾向にあり、それぞれの相互関係を理解していないことにより、本来目指していた課題解決につながらず、新たな問題を生んでしまう可能性もでてきており、個別課題にとどまらない幅広いサステナブル分野の統合的議論の必要性が高まっています。しかし、サステナブル分野の統合的な評価はその複雑性から、その重要性は理解されつつも具体的な関係性の整理は進んでいません。統合的な評価を行うことで、トレードオフを緩和するアクションやシナジーを強化し新たなビジネスへとつなげるアクションをとることも可能であり、今後、具体的にサステナブル分野の統合的評価とアクションを進めていくことが期待されます。そのためには、まずは社会でその重要性が認知され、アクションにつなげていくための動きが重要となります。
本シンポジウムでは、学識者および企業からの講演、パネルディスカッションを通じて、サステナブル分野の経営と政策に求められる統合的評価とアクションにつなげていくアプローチのための課題や今後求められることについて考えます。
開催概要
日時 | 2024年3月5日火曜日 15時~18時30分 |
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参加方法 |
①会場参加(ベルサール東京日本橋) ②オンライン視聴(ライブ配信) |
参加費用 | 無料 |
資料配布等 |
対面参加者のみ印刷物を配布・オンライン配布なし 講演における質疑は対面参加者からのみ受付 |
主催 | 国立研究開発法人 国立環境研究所、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 |
共催 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ |
協力 | JBpress / Japan Innovation Review |
プログラム
15時~ 15時05分 |
開会挨拶 |
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 |
第1部:講演 | ||
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サステナブル分野の統合的評価の必要性と課題 | ||
15時05分~ 16時15分 |
グローバルな複合環境危機への対応 |
国立環境研究所 資源循環社会システム研究室室長 |
サステナブルな社会に向けたネクサスアプローチ |
総合地球環境学研究所 副所長 谷口真人 |
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講演3 |
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授 |
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質疑 |
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サステナブル分野の統合的評価に向けた取組と課題 | ||
16時15分~ 16時35分 |
環境課題の相互関連性・トレードオフの認識および統合的アプローチ |
キリンホールディングス株式会社 CSV戦略部 |
16時35分~ 16時55分 |
サステナブル商品開発方針とレギュラトリーサイエンス |
花王株式会社 研究開発部門研究主幹/研究戦略・ |
16時55分~ 17時05分 |
質疑 |
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17時05分~ 17時15分 |
休憩 |
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第2部:パネルディスカッション「サステナブル分野の統合的評価の現状と今後のアクションに向けた動き、期待されること」 | ||
17時15分~ 17時25分 |
情報提供「『サステナブル分野の統合的評価に関する勉強会』とりまとめ」紹介 |
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 |
17時25分~ 18時25分 |
パネルディスカッション |
モデレーター: |
18時25分~ 18時30分 |
閉会挨拶 |
国立環境研究所 理事 森口祐一 |
- *プログラムは変更になる場合があります
お申し込み
以下のホームページよりお申込みください。
お問い合わせ
「サステナブル分野の統合的評価に関する勉強会」事務局
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第2部
担当:高木、水上、佐野
E-mail:sus2024@mizuho-rt.co.jp