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燃料電池セル設計ツールP-Stack Cell Sketcher ご利用イメージ

流路のスケッチからワンクリックで3D CADデータを生成

P-Stack Cell Sketcher を使用することで P-Stack で必要となる3D CADデータ(STEPファイル)をより効率的に生成・取得することが可能となります。スケッチによる流路の設計では写真からスケッチするトレース機能やウェーブ流路のような周期構造を一瞬でスケッチするリピート機能など、流路設計のための多彩な機能を実装しています。流路設計が完了したあとはワンクリックで流路形状の3D CADデータを生成することが可能です。

図1

3D CAD データのご活用

P-Stack Cell Sketcher で取得したスケッチ流路形状のSTEPファイルを用いて P-Stack による発電特性の解析や、貴社設計プロセスにご活用いただけます。

図2

機能紹介

スケッチの効率化機能

流路のスケッチを効率化する機能として、スケッチの繰り返し機能や、スケッチのコピー機能が用意されています。ウェーブ流路などの繰り返し構造や、マニホールド周辺の分配部の流路のようなマニホールドの入口・出口で同じ構造となる流路を瞬時にスケッチすることができます。

図3

セル面内の流路圧損、流量分配の評価

P-Stack Cell Sketcher はネットワークモデルを活用してスケッチした流路の圧力分布や流量分配を数秒以内に計算する"簡易流体計算機能"を搭載しています。以下図の右に示すように、圧力分布・圧損・流量分配のいずれにおいてもCFDとおよそ同等な結果を簡易流体計算から得られることを確認しました。P-Stack Cell Sketcher を使用することで流路を設計しつつインタラクティブに性能を確認することが可能です。

図4

セル積層方向における圧損、流量分配の評価

セルを数百枚のオーダーで積層したときの、各セルのガス・冷却水の積層方向における流量分配と圧損が計算できます。マニホールドやその周辺の形状の違いによる流量分配や圧損を確認しつつ、積層時を考慮したセル形状の設計を進めることができます。

図5

関連情報

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