みずほリサーチ&テクノロジーズでは、発泡樹脂の型内発泡シミュレーターを開発しました。 化学反応による発泡、粘度変化、発熱を伴う樹脂流動をシミュレーター上で再現し、製品の欠損等を予測することが可能です。
特徴
項番 | 特徴 | 利点 |
---|---|---|
1 | 空気と液・フォーム部分について、個別の3次元物理方程式(連続式、運動方程式、エネルギ保存式)を解く。 | 液の回り込みや衝突、温度の上昇や空気の圧力上昇などを、逐一実験に依存せずに評価できる。 |
2 | 発泡樹脂反応量を化学反応モデルによって評価する。 | 簡易体系によって測定した反応パラメーターを広く利用できる。 |
3 | 発泡樹脂反応に伴う粘度の増加を、原液濃度の関数に整理して用いる。 | 粘度の評価を時間の関数とする手法と異なり、逐一実験に依存せずに評価できる。 |
4 | 配合の違いは、物性データのパラメーターに集約する。 | 物性データのパラメータを測定しておくことにより、配合差の検討が容易。複数の配合の混在も可能。 |
5 | 型のエア抜き位置、原液の撒き方を自由に設定できる。 | エア抜き位置や撒き方の最適検討ができる。 |
6 | フォーム形状、圧力、温度、成分比が3次元表示できる。 | 製品の欠損が発生しやすい箇所を視覚的に評価できる。 |
本シミュレータが対象とする現象の概要図

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