平成24年度厚生労働省労働基準局委託事業
治療と職業生活の両立等の支援手法の開発(職業性がんその他悪性新生物)に関する報告書およびハンドブック等の公表について
平成24年度厚生労働省労働基準局委託事業「治療と職業生活の両立等の支援手法の開発(職業性がんその他悪性新生物)」の検討成果を公表いたします。
概要
近年、医療技術の進歩を背景に、がんを抱えながら生活・就労する方が増えています。一方で、働く意欲・能力があるにも関わらず、治療と仕事の両立に対する理解や支援体制が整っていないために、復職や就労継続が困難な場合があり、社会的な問題となっています。
みずほ情報総研では、平成24年度、厚生労働省より委託を受け、がん患者、医療機関、企業の方のご協力のもとモデル事業を実施し、治療と仕事の両立支援のあり方について検討いたしました。また、企業ヒアリングや企業向けセミナーを通じて、普及啓発を促進する仕組みについて検討しました。
検討結果は報告書として取りまとめたほか、企業への普及啓発を目的として企業向けの両立支援ハンドブックを作成しました。また、相談員等による両立支援を補助する仕組みの1つとして、医療機関向けの両立支援マニュアルを作成しました。
報告書(目次)
事業サマリ
第1章 事業概要
第2章 企業ヒアリングの実施 ―企業における治療と仕事の両立支援の状況―
第3章 企業向けセミナーの開催
第4章 治療と仕事の両立支援モデル事業 ―就労支援コーディネーターによる両立支援の取り組み―
第5章 まとめと今後の課題 ―がんの治療と仕事の両立支援の取り組み推進に向けて―
- 事業実施報告書
(PDF:2,825KB)
(企業向け) 仕事と治療の両立支援ハンドブック
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対象: | 企業で働く方 |
内容: | がん治療を受けながら働き続けるために必要な配慮等、企業でできる両立支援のポイントを解説したハンドブック。基礎知識編(1 がんの治療と仕事について)と、実践へのヒント編(2 企業でできる両立支援)の二部構成。がん患者の体験談や企業での具体的な取り組み事例についても紹介。(全24ページ)。 | |
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(医療機関向け) 治療と仕事の両立支援マニュアル
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対象: | 医療機関の相談支援センター等でがん患者の療養上の相談業務に従事している医療ソーシャルワーカー、看護師 |
内容: | がん患者を対象とした治療と仕事の両立支援の流れを整理するとともに、その具体的な例として、モデル事業を基にした取り組み事例を掲載。また、支援過程で必要となる情報の収集・整理・共有を補助するための各種様式(両立支援補助ツール)を巻末に掲載(全32ページ)。 | |
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