大規模災害時の集団救急活動にRFIDを活用
RFIDを活用した傷病者情報集約システム実証実験に参画
2005年3月3日
みずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安念 満)は、2005年3月25日に、福岡市の消防局博多消防署および総務企画局情報企画課が実施する傷病者情報集約システム実証実験に参画します。本実験は、大規模災害時の集団救急活動におけるRFID利用の有効性を実証するもので、みずほ情報総研のほか、福岡市、九州大学大学院システム情報科学研究院・井上創造助手、凸版印刷株式会社、丸紅株式会社、丸紅情報システムズ株式会社、西日本電信電話株式会社福岡支店、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ九州、西日本鉄道株式会社、財団法人九州システム情報技術研究所が参画して行います。
大規模災害で多くの傷病者がでた場合には、病気やけがの重症度が記載された傷病者票を傷病者の手首などに巻きつけ、重症度で傷病者を分類するトリアージとよばれる措置がとられます。傷病者票の記載内容をもとに、応急処置や救急搬送の順位を決めることで、効率的な救急活動が行えるからです。被害状況の把握にも利用され、被災地外からの援助活動などに役立ちます。
今回の実証実験では、傷病者票にRFIDを取り付け、傷病者の重症度や位置などの情報を一元管理するシステムを構築します。傷病者票の誤転記や回収もれ、読み間違いなどのミスをなくし、迅速な救急活動への有効性を検証します。具体的には、従来の方法によるトリアージ訓練と傷病者情報集約システムを活用した実験を各1回実施し、その効果について比較検証を行います。
- *本実証実験は、2005年3月20日に発生した福岡県西方沖地震への対応のため、実施が延期になる旨、福岡市消防局より発表がありましたのでお知らせします。
実験場所および日時
予備訓練
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日時 | 場所 | 住所 |
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3月24日14時~15時 | 博多消防署(駐車場) | 福岡市博多区博多駅前4丁目19-7 |
実証実験
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日時 | 場所 | 住所 |
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3月25日10時~14時 | 西鉄自動車教習所 | 福岡県大野城市山田3丁目12-15 |
実験の体制
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組織 | 役割 |
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福岡市消防局博多消防署 福岡市総務企画局情報企画課 |
実証実験の総括、関係機関との調整 要求仕様の提供 |
九州大学大学院システム情報科学研究院 井上創造助手 |
先進的技術および研究設備の提供 |
凸版印刷株式会社 | RFIDおよびRFIDリーダライタの提供 |
みずほ情報総研株式会社 | 傷病者情報集約システムの構築および提供 |
丸紅株式会社 | |
丸紅情報システムズ株式会社 | |
西日本電信電話株式会社福岡支店 | 情報通信インフラの提供 |
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ九州 | |
西日本鉄道株式会社 | 実験会場および車両の提供 |
財団法人九州システム情報技術研究所 | 実証実験の検証 |
図 RFIDを活用したトリアージ作業の概要
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広報室 上原 靖、小山 文彦
電話:03-5281-7548
E-mail:info@mizuho-ir.co.jp
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R&S企画室 ICタグプロジェクト 紀伊 智顕
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