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設計評価・運用評価を効率的に実現

金融機関向けに日本版SOX法対応「内部統制運用支援システム」を開発

2007年9月27日
みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小原 之夫)は、このほど金融機関向けに内部統制の設計評価、運用評価を支援する日本版SOX法対応「内部統制運用支援システム」を開発、2007年10月より販売を開始いたします。

多くの金融機関では、2008年4月以降の日本版SOX法の本番年度開始に向け、現在文書化作業に取り組んでいますが、文書化に続く評価フェーズにおける設計評価(ウォークスルー)*1や運用評価(テスティング)*2については、評価の対象となる業務の選定方法や判断基準、評価に関するノウハウ不足等が課題となっています。また、評価作業は今後毎事業期にわたり継続して行うことが必要となるため、体制作りや支援システムの整備が必要とされています。

みずほ情報総研では既に「内部統制文書化テンプレート」を全国の地方銀行60行以上に提供していますが、今般開発した「内部統制運用支援システム」は、文書化に続く設計評価、運用評価の一連の統制業務を一元管理するものであり、毎期実施される内部統制状況の評価業務を効率的に支援いたします。本システムは、金融機関を中心として、市場のニーズを見極めながら一般事業会社など幅広い企業にも提供いたします。

今後は、「内部統制文書化テンプレート」、「内部統制運用支援システム」に加え、内部統制のコンサルティングサービス等を通じ、金融機関のSOX法対応全般の支援活動を強化するほか、金融商品取引法施行後の人材育成カリキュラム、コンプライアンス強化、金融商品販売支援等のシステムについても開発を進めており、順次、市場導入を図っていく予定です。

内部統制運用支援システムの範囲

内部統制運用支援システムの範囲

  1. *1設計評価(ウォークスルー):
    整備状況の有効性の評価。財務報告の信頼性を阻害するリスクと、そのリスクを低減する統制行為(コントロール)が洗い出され、内部統制が適切に設計されていることを確認する。
  2. *2運用評価(テスティング):
    運用状況の有効性の評価。内部統制が、設計に基づき実地で適正に運用されているかについて、サンプリングによるテストにより確認する。

日本版SOX法対応「内部統制運用支援システム」について

特徴

今般開発した日本版SOX法対応「内部統制運用支援システム」は、みずほフィナンシャルグループによる米国SOX法への対応の際に蓄積した経験をもとに、公認会計士のアドバイスを受けて開発したもので、外部監査人が求める計画立案、作業フロー・エビデンス(証跡)収集に関するノウハウを集約しています。

本システムは、文書化されたデータの読み込みから、スコーピング(評価範囲の決定)、設計評価、運用評価、改善計画・文書修正管理まで、有効性評価の全工程をカバーいたします。実務を踏まえた豊富なガイダンス機能を装備しており、画面を見ながら、いつまでに何をどのような手順で実施すればよいかを容易に把握でき、作業者の業務知識やスキルレベルに左右されない安定した運用を実現します。その結果、本システムを導入することで、統制状況の把握・一元管理を行うと同時に、有効性評価に係る膨大な作業負担および運用コストの低減を可能にします。

機能

  • 重要勘定科目判定、プロセス判定
  • 証跡情報編集、設計評価計画策定
  • キーコントロール選定、テスト計画策定
  • テスト結果調書編集、欠陥調書編集
  • 進捗管理、承認ワークフロー管理
  • ユーザ権限管理、システム監査証跡管理

画面イメージ(スコーピング画面)

画面イメージ(スコーピング画面)

「内部統制運用支援システム」の詳細は、こちらをご覧ください
http://www.mizuho-ir.co.jp/solution/improvement/riskmanage/control/jsoxsystem/index.html

ニュースリリースに関するお問い合わせ

みずほ情報総研株式会社
広報室 穂苅 由紀、平石 祐二
電話:03-5281-7548
E-mail:info@mizuho-ir.co.jp

サービスに関するお問い合わせ

みずほ情報総研株式会社
金融システム業務部 藤代 賢一、川島 文彦、北村 援
電話:03-5281-7581

お問い合わせ

担当:広報室
電話:03-5281-7548

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