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地表面、下水道、河川の雨水流排出を一体解析、豪雨に伴う局所的な浸水や氾濫を予測

都市型水害予測解析サービスの提供を開始

2008年9月19日
みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小原之夫)は、2008年9月より、「都市型水害予測解析サービス」の提供を開始いたしました。本サービスは、鹿島建設株式会社と中部大学が共同で開発した「都市型水害予測解析システム」を用いて、みずほ情報総研が入力データの作成から解析結果の評価にわたる解析全般を担当し、提供するものです。

近年、局所的な豪雨による都市部での水害が頻発し、甚大な被害が発生しています。都市型水害は、その多くが河川堤防の決壊による氾濫ではなく、水路や下水道が溢れて起こる浸水が原因となっています。このような都市型水害に対して効果的な対策を行うためには、都市の水理現象を解明し、被害予測と対策の効果を事前に検討する必要があります。しかしながら、従来のシステムは河川や下水道を個別に解析するシステムが多く、一体的な解析は難しい状況にありました。

そこでみずほ情報総研では、河川、下水道、地表面氾濫の水の動きや水位による相互作用をダイナミックに連成して解析し、精度の高い都市型水害のシミュレーションを実現する「都市型水害予測解析システム」を用いて、都市の複雑な水理現象を解析する「都市型水害予測解析サービス」を提供することといたしました。本サービスでは、解析結果をもとに、浸水被害予測や水害対策の検討、費用対効果の評価、避難計画の検討など、都市型水害対策の課題解決をサポートいたします。

みずほ情報総研では、これまで培ってきた流体解析や構造解析、電磁気解析などのシミュレーション技術をベースに、自然災害、可燃性ガスの漏洩、原子力分野における安全性評価など、防災対策や影響の評価、地域防災計画策定などの社会的課題に取り組んでおります。今回新たに、「都市型水害予測解析サービス」の提供を開始するとともに、今後も一層充実したソリューションを展開してまいります。

解析結果の表示例

  • *解析結果は時系列でアニメーション表示することができます。

浸水深分布

下水管路水位

ニュースリリースに関するお問い合わせ

みずほ情報総研株式会社
広報室 佐藤 綾子、平石 祐二
電話:03-5281-7548
E-mail:info@mizuho-ir.co.jp

サービスに関するお問い合わせ

みずほ情報総研株式会社
サイエンスソリューション部 永野 勝尋、村西 佳美
電話:03-5281-5325

お問い合わせ

担当:広報室
電話:03-5281-7548

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