2008年8月29日
みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社（本社：東京都千代田区、社長：小原 之夫）は、東京東信用金庫（本店：東京都墨田区、理事長：長谷川 圭志）に「内部統制文書化テンプレート」を提供、加えて2008年8月より導入コンサルティングの提供を開始いたしました。

非上場組織である信用金庫は、金融商品取引法（日本版SOX法）の対象外であるものの、金融機関として高度なリスクマネジメント体制の整備が求められていることから、健全かつ適正な経営体制の確保に向け、内部統制に独自に取り組む信用金庫が増えています。

東京東信用金庫はこのたび、金融機関の社会的責任の遂行に向けた活動の一環として、従来よりも一層厳格な内部統制体制を構築することを目的に、金融機関向け内部統制テンプレートとして実績のある当社の「内部統制文書化テンプレート」の採用を決定しました。さらに、年内には、内部統制文書の文書化に続く設計評価（ウォークスルー）、運用評価（テスティング）の一連の統制業務を一元管理するため、内部統制運用支援システム「SOX Planner™」も併せて導入する予定です。

「内部統制文書化テンプレート」は、みずほフィナンシャルグループの内部統制対応をもとに金融機関向けに開発したものであり、現在同テンプレートを導入している全国の地方銀行等60行以上から、高い評価を得ています。テンプレートには、金融機関の標準的な業務におけるリスクとそれに対するコントロールを例示しており、文書化作業を効率的に実施することができるほか、文書記載のばらつきを一定レベルで抑制することが可能です。

信用金庫向けのテンプレートは、地方銀行向けテンプレートを信用金庫向けにカスタマイズしたものであり、信用金庫に固有の業務である出資金管理や定期積金管理の業務プロセスの雛形も開発中です。同テンプレートは既に、5金庫への提供が決定しており、みずほ情報総研では、この導入実績を活かし、信用金庫の内部統制体制のスムーズな構築を支援するため、地方銀行等への導入コンサルティングを経験したコンサルタントから的確なアドバイスを提供できる支援体制を整えています。

現在、当社では内部統制テンプレートおよび内部統制運用支援システムを60金庫以上へ提案中であり、2008年度中に25金庫以上への提供を目指しています。

内部統制ソリューションの詳細についてはこちらをご覧ください
http://www.mizuho-ir.co.jp/solution/improvement/riskmanage/control/jsoxtemplate/index.html

• *「SOX Planner」はみずほ情報総研株式会社の商標です。