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輸送用燃料の製造に伴う温室効果ガス排出量に関する研究報告書を公開

バイオ燃料製造時の温室効果ガス排出量を算出

2008年12月10日
みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小原 之夫)は、トヨタ自動車株式会社と共同で、バイオマス資源を起源とする燃料(以下、バイオ燃料)を製造する際の温室効果ガス排出量に関する研究報告書をまとめましたので、発表いたします。

みずほ情報総研とトヨタ自動車は、将来の輸送用燃料の方向性を検討する上で重要な指標の一つとなる、輸送用燃料を製造する際の温室効果ガス排出量に関する調査研究を実施しており、2004年11月にはそれらをとりまとめた研究報告書*1を公開しました。

その後、特にバイオ燃料については、様々な国・地域において各種技術開発が実施されるとともに、当時と比べ市場規模も大きく拡大していることから、これらの内容を反映した基礎情報の見直しを行い、新たに公開することといたしました。今般公開する研究報告書では、バイオ燃料について、前回の報告以降新たに収集・整理した情報をもとに、Well-to-Tank*2でのエネルギー消費量および温室効果ガス排出量の算出を行った結果をまとめています。なお、今回の報告では、バイオ燃料の利用場所を日本国内に限定せず、導入が進みつつある世界の主要国・地域を広く対象とした他、温室効果ガス排出量のうちCO2排出量については、その発生源別(化石燃料由来、バイオマス由来)に整理しました。

みずほ情報総研とトヨタ自動車は、環境保全や資源エネルギー問題に取り組む機関がこれらの基礎情報を活用することで、将来の輸送用燃料に関する調査研究や議論がより活発に行われることを期待し、報告書を一般に公開することを決定しました。今後、合成液化燃料や水素など今回の報告で取り上げなかった燃料についても引き続き調査研究を行っていく予定です。

  1. *1輸送用燃料のWell-to-Wheel評価 - 日本における輸送用燃料製造(Well-to-Tank)を中心とした温室効果ガス排出量に関する研究報告書(2004年11月)
    http://www.mizuho-ir.co.jp/publication/report/2004/wtwghg041130.html
  2. *2Well-to-Tank:「一次エネルギーの採掘から燃料を製造し、燃料タンクに充填されるまで」の意

研究報告書のダウンロードについて

「輸送用燃料のWell-to-Wheel評価 -バイオ燃料を中心とした輸送用燃料製造(Well-to-Tank)を中心とした温室効果ガス排出量に関する研究報告書-」
http://www.mizuho-ir.co.jp/publication/report/2008/wtwghg081210.html

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環境・資源エネルギー部 加地 靖
電話:03-5281-5285

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