ページの先頭です

「3Dテレビに関するアンケート」調査結果より

3Dテレビ:4割が購入意向あり、通常のテレビとの価格差の縮小、3D対応コンテンツの充実に期待

2010年4月20日
みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社(本社:東京都千代田区、社長: 井上 直美)は、3Dテレビに対する消費者の購入意向とその特性、3Dテレビの普及要件を把握するため、「3Dテレビに関するアンケート」調査を行い、このたび調査報告書としてまとめましたのでご案内いたします。

2010年は「3Dテレビ元年」ともいわれ、国内においても主要テレビメーカーより本年中の3Dテレビの発売が予定されているなど、家庭用のAV機器の市場投入が本格化しつつあります。みずほ情報総研では、20代〜60代以上の1,000名を対象に、3Dテレビに関する購入意向の特性や購入条件、価格等について、アンケート調査を実施しました。

今回のアンケート調査から、42.7%の消費者が3Dテレビの購入意向を示しており、37.2%が買い替え等のタイミングであれば条件次第で購入したいと考えていることがわかりました。3Dテレビの購入条件としては、買い替え等のタイミングに関係なく条件が整えば購入したいと考えている人では、「通常のテレビとの価格差の縮小」(54.2%)よりも「3D対応コンテンツの充実」を上げる声が多かったのに対し、買い替え等のタイミングであれば条件次第で購入したいと考えている人では、「通常のテレビとの価格差の縮小」をあげる声が約8割(79.0%)と最も多く、価格差により敏感であることがうかがえました。従来のテレビとの価格差については、3Dテレビの購入意向者のうち、今後購入したいテレビのサイズが50インチ以上の人では30,000円、32〜49インチの人では20,000円を超える価格差を、それぞれ半数以上が許容できると感じていることがわかりました。

アンケート調査の概要

左右スクロールで表全体を閲覧できます

対象: マーシュ「D STYLE WEB」モニター(インターネットリサーチ)
調査期間: 2010年2月26日〜3月1日
有効回答者数: 1,000名
有効回答者の属性:

左右スクロールで表全体を閲覧できます

【性別】 男性:500名 女性:500名
【年齢】 20代:200名 30代:200名 40代:200名 50代:200名 60代以上:200名
【居住地】 北海道:40名 東北:70名 関東:301名 中部:170名 近畿:149名
中国:79名 四国:40名 九州・沖縄:151名
  • *株式会社マーシュ(http://www.marsh-research.co.jp/
    インターネットリサーチと座談会のモニターリクルートを専門に行うインターネットマーケットリサーチ会社。 モニター数:全国 352,911名、首都圏 168,186名(2010年3月31日現在)

主な回答

3Dテレビに対する購入意向

  • 3Dテレビの「購入意向者」は回答者全体の4割(42.7%)を占めた。内訳は、発売されればすぐにでも購入したい、または買い替え等のタイミングに関係なく条件が整えば購入したいと回答した「能動的な購入意向者」が5.5%、買い替え等のタイミングであれば条件次第で購入したいと回答した「受動的な購入意向者」が37.2%であった。

3Dテレビに対する購入意向・興味

3Dテレビに対する購入意向・興味

3Dテレビに対する購入意向の特性

【年代別の3Dテレビに対する購入意向・興味】

  • 能動的な購入意向者の割合は、50代(3.0%)で低く、30代(7.0%)と60代以上(6.5%)で高かった。
  • 受動的な購入意向者の割合は、50代(46.5%)、40代(40.0%)、60代以上(37.0%)の順で高かった。
  • 購入意向者全体の割合は、受動的な購入意向者の割合とほぼ同様の分布構成となった。最も割合が高い50代では5割(49.5%)にのぼるのに対して、最も低い20代では3割(32.5%)にとどまった。

【購入したいテレビの画面サイズと3Dテレビに対する購入意向の関係】

  • 40インチ以上の大画面テレビを購入したい人では、能動的な購入意向者が1割程(8.6%)いた。
  • 購入意向者全体では、購入したいテレビの画面サイズが大きい人ほど3Dテレビの購入意向が高く、その割合は40インチ以上で5割を超え(52.6%)、50インチ以上では7割(69.9%)を占めた。

3Dテレビの普及要件

【3Dテレビの購入条件】

  • 「買い替え等のタイミングに関係なく条件が整えば購入したい」人では、3Dテレビの購入条件として、「通常のテレビとの価格差の縮小」(54.2%)以上に、「3D対応番組放送の充実」(68.8%)、「3D映像コンテンツの充実」(60.4%)をあげる声が多かった。
  • 「買い替え等のタイミングであれば条件次第で購入したい」人でも「3D対応の番組放送の充実」(66.1%)、「3D映像コンテンツの充実」(54.3%)をあげる声は多かったが、それ以上に「通常のテレビとの価格差の縮小」をあげる声が8割(79.0%)と多く、価格差により敏感であることがうかがえる。

【3Dテレビの付加価値と普及価格】

  • 購入意向者のうち、今後購入したいテレビのサイズが50インチ以上の人では30,000円、32〜49インチの人では20,000円を超える価格差を許容できると回答した人が、それぞれ5割以上いた。

購入意向別の3Dテレビの購入条件

購入意向別の3Dテレビの購入条件

※複数回答

拡大図

本調査の詳細については、こちらをご覧ください。
3Dテレビに対する購入意向およびその特性と普及要件
―「3Dテレビに関するアンケート」調査結果から―
https://www.mizuho-ir.co.jp/publication/report/2010/3d1004.html

本件に関するお問い合わせ

報道関係者からのお問い合わせ

みずほ情報総研株式会社
広報室 佐藤 綾子、平石 祐二
電話:03-5281-7548
E-mail:info@mizuho-ir.co.jp

アンケート調査の内容に関するお問い合わせ

みずほ情報総研株式会社
情報・コミュニケーション部 前川 秀正、野上 大輔、水谷 麻紀子
電話:03-5281-5307

ページの先頭へ