2011年10月11日
みずほ情報総研株式会社

みずほ情報総研株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：井上 直美）は、10月11日より、不動産業を対象とする顧客動向分析システム「CATS-SC」の販売を開始します。

不動産分譲においては、モデルルームや販売拠点におけるアンケートや訪問記録などでお客さまの声を集め、顧客対応に活用することが重要となります。しかし、実際には、収集した顧客情報がモデルルームや各拠点ごとで管理されるなど、本社と各拠点、拠点間における情報共有が課題となっているという声も聞かれます。

「CATS-SC」は、購入見込客の属性管理だけでなく、問合せから契約、引渡に至るまでの取引・折衝履歴を体系的に管理することにより、顧客情報資産の有効活用を支援するパッケージソフトウェアです。システム内部で顧客情報資産を時系列に蓄積し、本社サーバーで一元的に管理することで、本社・支店・販売拠点での情報共有を実現します。情報の分析機能では、対象範囲を全社や地域毎など自由に指定可能とするほか、認知媒体、予算、年収といった項目から任意の組合せでクロス集計を行うなど、各項目の依存関係を定量的に比較することもできます。その他、アンケートの集計、営業週報の作成、分譲物件の「販売状況図」の作成など、各販売拠点における定型業務を自動化します。また、不動産業において要望の多い「地図情報エクスポート機能」は、特定の条件で抽出したお客さまの所在地データを出力します。このデータを地図ソフト^（*1）に読み込ませることにより、見込み顧客の分布を把握することができます。本システムは、頻繁に変化する販売拠点での利用を想定し、WEBシステムを採用しており、クライアントPC側はWEBブラウザを搭載していれば利用を開始することができます。同時に、厳格な管理が求められる個人情報をクライアントPCには残さないため、情報管理面での安全性向上にも寄与します。

本システムは、情報共有による他物件を訪問した顧客への適切な対応、アンケートや折衝履歴の分析にもとづく計画立案など、販売活動における情報の活用を促進します。そして、これらの課程で顧客の要望や志向性を見える化することで、営業力、企画提案力の強化を通じた成約率向上を支援いたします。

みずほ情報総研では、不動産分譲や不動産賃貸におけるさまざまな業務システムをご提供しております。今回新たに、分析機能を充実させた顧客動向分析システム「CATS-SC」の販売を開始するとともに、今後も一層充実したソリューションを展開してまいります。

• *1地図ソフトウェア「ゼンリン電子地図帳」との連携が可能。

■本ソリューションの詳細についてはこちらをご覧ください。
https://www.mizuho-ir.co.jp/solution/corporation/industry/realestate/sales/bunjocrm/index.html

• *「CATS-SC/キャッツフォース」は、みずほ情報総研株式会社の登録商標です。
• *「キャッツフォース」は、不動産業向け顧客動向分析システム「CATS-SC」の呼称です。