2011年10月14日
みずほ情報総研株式会社
ウイーズ・システムズ株式会社

みずほ情報総研株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：井上 直美）とウイーズ・システムズ株式会社（本社：東京都豊島区 代表者：豊嶋 正裕）は、今般、『Tracer for Salesforce』を共同開発し、みずほ情報総研から年内の発売を予定しています。

みずほ情報総研は数多くの金融機関へのSalesforce（クラウド型 営業支援・顧客管理 CRMサービス）導入実績を誇っております。金融機関では金融庁監修の「金融分野における個人情報保護に関するガイドライン」において個人データへのアクセスの記録及び分析を実施することを求められております。そのため、個人データを取扱うSalesforceの操作ログの記録及び分析も必須です。Salesforceの標準操作ログを補完し上記のガイドラインの要件を満たすための製品が『Tracer for Salesforce』です。

昨今、大量の顧客情報を管理するSalesforceを利用するに当たって、ユーザの操作履歴を取得したいという要望が数多く寄せられておりました。それを受けてみずほ情報総研がみずほグループ内での多数の導入の中で蓄積したノウハウを元に、ログ取得セキュリティ製品を得意とするウイーズ・システムズと『Tracer for Salesforce』を共同で開発いたしました。

『Tracer for Salesforce』で取得可能なSalesforce機能のログは以下の通りです。

• ログイン/ログオフ（画面強制終了によるログオフも含む）
• ファイルのダウンロード/ファイルのアップロード
• 検索実行時の検索文字列
• レコードの変更/削除
• Salesforce上の画面遷移

本ソリューションはクライアントPCにインストールしたエージェントがSalesforceの操作ログを取得し、レポーティングする製品です。ログの取得から監査レポートの生成までをスタンドアロンで完結するため、ログサーバ等の追加ハードウェアが不要です。 監査レポートはrepファイルという実行ファイル形式で生成され、実行ファイルを起動するとHTML形式、Excel形式のレポート出力を選択可能です。この機能によって、原本となる監査レポート自体の改ざんを防止します。また、監査レポートを出力した履歴をrepファイルに保持できるため、repファイルに残った履歴を元に、監査レポートの回覧をペーパーレスで実施可能です。

みずほ情報総研は、みずほグループはもとより地銀をはじめ生損保等、他の金融機関や一般法人向けに、年内の販売開始を目指して準備してまいります。みずほ情報総研は、今後もSalesforce向けの各種ソリューションを開発、商品化することによって、多くの企業で利用できる業務ソリューションを提供してまいります。尚、2011年10月19日から20日まで東京国際フォーラムにて開催されるFIT2011金融国際情報技術展のみずほ情報総研ブースにて本ソリューションのデモンストレーションを行います。

ウイーズ・システムズは、今後もお客様のニーズに合わせたセキュリティツールを提供することで、様々なガイドラインに沿った安全な業務運用を実現してまいります。

• *Salesforceは、Salesforce.com,inc.の登録商標です。

●みずほ情報総研について
みずほ情報総研は、みずほフィナンシャルグループのIT戦略会社として2004年に設立されました。IT・情報通信、環境・エネルギー、社会経済、科学技術など多分野にわたる専門性を有する約4,000名のプロフェッショナル集団が、コンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシングの3つのサービスで、お客さまのビジョンを共に実現し、企業価値の向上に貢献します。

ウイーズ・システムズについて
ウイーズ・システムズ株式会社は日本版SOX法対応、個人情報保護法対策など、企業を取り巻く環境の変化に対応する情報処理システムを、すべて自社で開発し、安価に提供している企業です。なかでも『WEEDS DB-Trace』や『WEEDS Reports』といった独自の開発製品は、大手都市銀行や有力地方銀行で採用されるなど、数々の導入実績を誇っています。

■本ソリューションの詳細はこちらをご覧下さい。
Salesforce向けログ取得ソリューション「Tracer for Salesforce」
https://www.mizuho-ir.co.jp/solution/improvement/riskmanage/control/tracer/index.html