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産学連携による特別支援教育における金融教育に関するテキストの開発
-東京学芸大学・みずほフィナンシャルグループ共同研究-

2008年12月17日

各位

国立大学法人東京学芸大学
株式会社みずほフィナンシャルグループ
みずほ総合研究所株式会社

国立大学法人東京学芸大学(所在地:東京都小金井市、学長:鷲山 恭彦)、株式会社みずほフィナンシャルグループ(所在地:東京都千代田区、取締役社長:前田 晃伸)、みずほ総合研究所株式会社(所在地:東京都千代田区、取締役社長:伊藤 薫)は、金融教育に関する共同研究を行っておりますが、この度、特別支援教育における金融教育に関するテキスト 「くらしとお金(お金はゆたかなくらしのパートナー)」を開発いたしましたので、お知らせ申し上げます。

知的障害など、特別支援教育の対象となっている子どもたちにとって、社会でたくましく生きていくためには、お金(金融)に関わる教育が極めて重要であることは従来から認識されており、各学校で独自の取り組みが行われてまいりましたが、標準的なテキストとされるものはこれまで存在しませんでした。このような認識の下、東京学芸大学とみずほフィナンシャルグループによる金融教育に関する共同研究において、特別支援教育における金融教育に関するテキストを開発いたしました。

このテキストは、知的障害を主たる対象とする特別支援学校高等部の生徒たちが、お金(金融)について学ぶことを通じて「生きる力」を育成し、夢や希望を持って豊かな暮らしを切り開いていけることを目指して作成しました。特徴は、暮らしの中でのさまざまな場面を通じて、お金(金融)の役割や仕組み、また、お金に関わる留意点を理解できるように工夫している点です。内容は、「くらし上手になれるかな?」「海外旅行に行ってみたい?(お金をたくさん貯めるには)」など、7章構成です。生徒一人一人のニーズや知識、理解度に応じて活用できるように、どの部分からでも始められるよう工夫しました。活用の際には、各生徒の方のニーズに十分に配慮していただきたいと思います。

このテキストが特別支援学校のみならず、通常の学校の特別支援学級など、多くの子どもたちの教育に貢献できることを期待しております。

以上

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