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みずほ新興国クォータリー(2022年9月号) (PDF/1,095KB)
概況~内需を中心に回復継続も、インフレ・利上げに加え海外経済減速が下押し
- 2022年4~6月期の各国の成長率は、総じてプラス圏で、コロナからの回復が続く
- 中国は上海などのロックダウンの影響を受け大幅に減速し、ほぼゼロ成長
- 対照的に、感染抑制に伴う行動制限緩和を受け、ASEANでは前期に引き続き持ち直しの動きが続くが、インフレの影響は拡大し、利上げが相次ぐ。他方、ブラジルが政策効果によりインフレ頭打ちで、利上げ停止
- 今後の景気は、インフレ高進や米利上げ継続を背景に、多くの国で金融引き締め局面は継続する見込み。足元では、金利上昇とインフレに加えて、海外経済減速が景気の下押し要因に