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みずほ新興国クォータリー(2023年6月号) (PDF/1,162KB)
概況~中国は回復息切れ、NIEs・ASEANは輸出減速、インドの内需は底堅い
- 中国は、ゼロコロナ後のリベンジ需要が息切れ、企業・家計の慎重姿勢や不動産の在庫調整で2024年にかけて減速
- NIEsとASEANでは、輸出減少で景気は総じて減速
- NIEsは半導体サイクルを反映して2023年に減速、ASEANは今後の米欧景気後退の影響で2024年にかけて減速
- 輸出減少は、関連産業の雇用減少を通じて内需へ波及。とりわけ、外需依存国ほど波及度合いが大きい見込み
- インドは、既往の利上げや物価高を受け2023年に成長ペースが鈍化するが、底堅い内需を背景に24年は持ち直しへ