温室効果ガス排出量(スコープ1・2・3)算定の実務を、算定基準「GHGプロトコル」に基づいて解説。あわせて、排出量を削減するための手法と計画立案の基礎についても解説。
トヨタ自動車やテスラ、アップルなどの企業事例を通じて、経営視点での炭素会計の活用方法や脱炭素型のビジネスモデルへの理解を深る。GHGプロトコルが進める大幅改定の最新動向についても紹介。
著者 |
みずほリサーチ&テクノロジーズ |
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発行 |
日経BP |
発行日 |
2024年6月24日 第1版第1刷発行 |
価格 |
3,500円(税別) |
ISBN |
978-4-296-20516-5 |
目次
第1章 「炭素会計」と経営戦略は不可分
全ての上場企業にとって必須に 炭素会計を学ぶ3つの理由
経営戦略の鍵「炭素会計」 炭素で見るトヨタとテスラ、アップルの経営戦略
第2章 自社の排出を把握する
いまさら聞けない、スコープ1算定の基本 排出量は「活動量」から算定する
意外に複雑、スコープ2の算定 契約変更で削減が期待できるワケ
第3章 スコープ3算定の基本
「モノの流れ」と「企業の間接活動」で捉える スコープ3で炭素リスクを洗い出す
カテゴリ1の算定に挑戦する 算定目的や範囲を明確にデータ収集を始める
スコープ3の上流について理解する 算定の対象が複雑なカテゴリ4
企業活動を支える間接活動の排出 出張や通勤の排出量を算定する
スコープ3で特に重要なカテゴリ11 販売した製品の使用による排出を算定する
金融機関、投資家が算定するカテゴリ15 お金の流れを通じて脱炭素を加速する
第4章 削減戦略を立案する
効果的に削減するための戦略 排出量が多い「ホットスポット」を特定する
優先順位が高いスコープ2削減 再エネ調達の手法を理解する
スコープ3カテゴリ1の削減戦略 一次データを活用してカテゴリ1を削減する
第5章 「炭素会計」はこう進化する
2025年予定の大改定を先取りする GHGプロトコルの最新動向
もう一つの炭素会計「削減貢献量」 社会全体の排出削減をアピール
土地セクター&除去ガイダンス 森林再生と土地利用改善による脱炭素の促進
業種による排出構造の違い
あとがき