調査部
概要
- ユーロ圏経済は低成長が続いているが、国によって状況は異なる。サービス需要増加を背景に南欧が好調な一方、製造業の不振が深刻なドイツは低迷し、「南高北低」の様相を呈している
- ECBは利下げペースを加速しており、今後景気は持ち直すとみられるが、エネルギー高によるドイツ製造業の競争力低下やサービス業のペントアップ需要はく落により、力強い回復は望み薄
- 地政学リスクを背景とした資源価格高騰や大統領選挙後の米国政治動向など、今後の景気回復を阻害するリスク要因にも目配りする必要がある
2024年11月11日
みずほインサイト
─ 製造業は低迷長期化、好調なサービス業にも減速感 ─
調査部