調査部
概要
- ドイツでは約20年ぶりに前倒し総選挙が実施される。CDU/CSUが第一党に返り咲く見込みも、単独過半数には届かずSPDや緑の党との連立政権樹立が既定路線。極右AfDは第二党に躍進する見通し
- 各党は低迷が続く経済の再建に注力する公算。しかし、選挙後も連立交渉等で政治不安が続くこと、各党の公約内容やその実現可能性を踏まえれば、選挙を経ても景気低迷は続く可能性大
- トランプ大統領就任で欧州の結束が求められる状況だが、ドイツ政治不安の長期化により、EUはリーダー不在。欧州全体で政治不安と経済低迷が長期化するリスク