調査部 主席エコノミスト 酒井才介
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概要
- 高市政権は総合経済対策を閣議決定。一般会計の追加歳出(真水)は17.7兆円と前年を上回るが、「積極財政」の看板を踏まえて昨年度の規模を上回ることを意識して「積み上げた」印象も
- 物価高対策等が2025~26年度にかけてGDPを+0.6%程度押し上げ(うち、2026年度のGDPを+0.5%程度押し上げ)と試算。ただし、供給制約や円安・インフレで経済効果が下振れる可能性も
- 供給制約・円安・インフレ局面での財政拡張は円安・インフレを加速させ、国民生活に跳ね返る懸念。財政規律の信任を得て「日本売り」を回避することが「責任ある積極財政」に求められる