みずほ総合研究所調査本部は、緊急リポート「経済政策に関する10の提言」を発行しました。

リポートは、5年余りにわたって推進されてきた「アベノミクス」を総括し、デフレからの完全な脱却と経済の好循環形成に向けて、もう一段の消費活性化などが必要であると指摘する一方、中長期的には、人口減少や少子高齢化、激化するグローバル競争、格差問題の広がり、第4時産業革命などの環境変化への対応をより一層強化するべきだと主張しています。

こうした認識の下、(1)世帯構造の変化に伴って顕在化する「ヒト」と経済社会のミスマッチを緩和・解消するための政策、(2)複数の政策効果を期待できる「賢い」消費活性化(3)異次元金融緩和からの出口戦略で講じるべき対応――の3つの視点から10項目を提言しています（図）。

 ■10の政策提言

（2018年5月16日）