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みずほ経済・金融マンスリー
(2022年7月22日号)

今月の内外経済・金融市場動向・評価

  • 世界の週間新規感染者数は増勢加速。フランスを中心に欧州での感染拡大に一服感がみられる一方、感染増加の中心が日本や韓国など西太平洋にシフト。米国でも足元で感染再拡大の兆し。日本の新規感染者数は全国的に急増。既に第6波ピークを上回る水準
  • 米国の労働需給はひっ迫、賃金は高い伸び継続。米消費者の中期インフレ期待も高止まり、高インフレの定着リスクが増大。6月CPIは一段と深刻化、雇用上振れを踏まえると、7月100bp利上げも視野。6月ユーロ圏PMIは大幅に低下、先行きも低調に推移する公算。6月ユーロ圏消費者物価は過去最高の伸びを更新も、現時点で一部を除き、各国で目立った賃金上昇はみられず。中国の2022年4~6月期の実質GDP成長率は大幅減速、前期比では2020年1~3月期以来のマイナス成長に。2022年下期も、ゼロコロナ徹底、不動産市場低迷による下押しを、景気対策でしのぐ構図は変わらず
  • 日銀短観(6月調査)では、製造業の業況が自動車やはん用生産用機械等を中心に悪化。一方、感染懸念縮小で非製造業は対人接触サービス中心に改善。設備投資計画は高い伸びだが、下振れリスク残存。5月の経常収支は赤字転落間際。年央にかけて低水準が続く見込み
  • ドル円相場は、米国の利上げ幅拡大観測から短中期金利を中心に米金利が上昇したことや、日米金融政策の違いが意識され、一時1998年9月以来の1ドル=139円台まで円安・ドル高進展。ユーロドル相場は、欧州天然ガス価格高騰による欧州景気後退懸念から独金利が低下したことや、米金利上昇を受け、一時2002年12月以来の1ユーロ=0.99ドル台までユーロ安・ドル高に
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