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みずほ経済・金融マンスリー
(2022年8月24日号)

今月の内外経済・金融市場動向・評価

  • 世界の新規感染者数は横ばい。日本の新規感染者数はお盆明けに急増。都市部に比べ地方の増加が目立ち、帰省や旅行による地方への移動が影響した模様。感染の先行指標である相談件数は減少傾向を維持しており、第7波がピークアウトしたとの見方は変わらず
  • 米国の実質GDPは2四半期連続のマイナス成長、国内最終需要も小幅減。労働需給は依然としてひっ迫、賃金の伸びは高止まり。7月CPIは前月から伸び鈍化も、高インフレの定着リスク残存。6月ユーロ圏PMIは大幅に低下、先行きも低調に推移する公算。7月ユーロ圏の消費者物価は上昇が継続、先行きも伸び拡大の公算。中国の7月経済指標は軒並み鈍化。中国人民銀行が予想外の利下げを実施も、市場は既に資金余剰の状況にあることから、景気浮揚効果は限定的。消費と不動産投資は低迷が続く見込み
  • 日本の実質GDP4~6月期はプラス成長も購買力は減少、7~9月期は感染第7波などが下押しとなり回復は緩やかにとどまるとみる。7月全国コアCPIは6月から更に伸び幅が拡大、物価高で食費・光熱費の支出増
  • 米長期金利は、8月初めに2.5%台まで大幅低下も、その後良好な経済指標を背景に上昇。米国株式市場は、長期金利が足元上昇傾向にあるものの、インフレ懸念や景気後退懸念が後退し、概ね横ばい圏で推移。ドル円相場は、一時1ドル=130円近傍まで円高も、再び円安・ドル高に進展
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