みずほ経済・金融マンスリー
(2022年11月22日号)
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今月の内外経済・金融市場動向・評価
- 日本の新規感染者数は増加傾向継続。日本を除く世界の新規感染者数は概ね横ばい。政府は第8波に備えた対策を公表
- 米7~9月期の実質GDP成長率は前期比3四半期ぶりのプラス成長も、国内最終需要の伸びは低調。労働需給緩和の動きは緩慢、賃金の高止まりも継続。10月の消費者物価は依然として高止まり。11月FOMCは4回目の0.75%利上げ、最終的な金利水準はさらに上昇の公算大
- ユーロ圏7~9月期の実質GDP成長率は前期から鈍化、インフレ高進を受け財消費が減少。10月消費者物価上昇率は前月から一段と加速。10月ECB政策理事会は75bp利上げ。次回も再度利上げも、一連の利上げに一服の兆し
- 中国の10月の主要指標は総じて悪化。不動産は低迷も、先行指標が底入れの兆し。人民元は対ドルで持ち直しも、今後の持続性は乏しい
- 日本の7~9月期実質GDP成長率(1次QE)は、輸入増を主因にマイナス成長も、先行きは緩やかな回復を見込む。10月全国コアCPIは前年比+3%台後半に。2023年の春闘賃上げ率は上昇も、連合の要求水準には至らないと予想
- 米長期金利は、米10月CPIが市場予想を下回ったことで、利上げペース減速の見方が強まり、急低下。ドル円相場は、米金利低下から、一時1ドル=137円台まで急速な円高・ドル安に