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みずほ経済・金融マンスリー
(2023年3月22日号)

今月の内外経済・金融市場動向・評価

  • 米国の1月の実質個人消費は前月から大きく増加し、米消費の底堅さを示す結果に。2月の雇用統計では、賃金は減速も、労働供給不足は継続を示す内容。2月コアCPIの減速ペースは緩慢。欧米銀行による金融不安を受けて、利上げ観測は大きく後退
  • ユーロ圏の2022年10~12月期実質GDP成長率は前期比0%と速報時から下方修正、2023年1~3月期の消費は弱含みが続く見通し。2月のコア物価は、伸び率が引き続き加速、賃金インフレのリスクも存在。ECB3月政策理事会では、事前予告通り+50bpの利上げを決定
  • 中国の1-2月主要指標は消費を中心に改善、不動産販売・投資も底打ちの兆し。米銀破綻を受け人民元相場は6.8元台に反発。今後も緩やかな元高方向を見込む
  • 日本の10~12月期のGDP(2次速報)は、1次速報から下方修正、個人消費の下振れがGDP全体を押し下げ。2022年10~12月期の経常利益は、8四半期ぶりの前年比マイナス。1月の経常収支は黒字幅が縮小、サービス収支の赤字は拡大傾向。1月全国コアCPIは伸び率がさらに加速。幅広い品目に値上げが波及
  • 欧米銀行の経営不安による金融システム不安の高まりから、株安・円高・金利低下
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