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米長期金利は3%台後半に収束

─ 金融市場は中立金利の上方シフトを織り込む ─

2022年10月24日

調査部 総括・市場調査チーム エコノミスト 嶋中 由理子
yuriko.shimanaka@mizuho-rt.co.jp

要旨

  • 9月後半以降の米国金融市場は大きく動いている。9月FOMCでのタカ派な政策金利見通しや市場予想を上回る経済指標などから、利上げ加速の見方が強まり、米長期金利は4%台まで上昇している
  • 米長期金利は2022年末にかけ4%前後で高止まり、2023年入り後は低下するものの、年間を通じて3%台後半での推移を見込む。金融引き締め長期化姿勢が金利水準全体を押し上げるだろう
  • 金融市場は中立金利の上方シフトを織り込んでいる可能性がある。タームプレミアムは緩やかな上昇が見込まれる。インフレの不確実性が高い中、長期金利の上振れリスクには留意が必要
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