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米国の堅調な個人消費に潜む格差
─ 高インフレの負担は低所得層に偏在 ─
2022年11月21日
調査部 経済調査チーム
概要
- 米国の個人消費は根強い高インフレ下でも底堅い動きを示している。この背景として資産価格の上昇に伴う資産効果の影響が考えられる
- 推計によれば、コロナショック以降の個人消費の伸びの約6割が資産効果によって説明可能。ただし、低所得層に対する株価の資産効果は限定的とみられる
- また、高インフレの負担も低所得層に偏在。ここまで底堅く推移してきた米国の個人消費だが、金融引き締めとインフレの影響を踏まえると先行きは楽観できず