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YCC見直しで強まる金利上昇圧力

─ 企業や個人の需要減を通じて実体経済を下押し ─

2023年1月17日

調査部

概要

  • 2022年12月の日本銀行による政策修正を受け、円金利は上昇。今後、日銀が長期金利目標を撤廃する場合、長期金利は日本経済のファンダメンタルズと整合的な水準まで上昇
  • 長期金利が1%Pt上昇した場合の影響を試算すると、企業収益・賃金の下押し、資本コストの上昇等を通じて個人消費や設備投資等の需要が減少し、GDPが▲0.3%下振れ
  • これまで続いた超低金利環境から金利が上昇していく過程では大きなボラティリティを伴うことが予想されるため、経済・市場への影響を踏まえた政策運営が政府・日銀には求められる
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