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鈍い動きが続く個人消費の行方

─ 物価高と所得の弱さが家計の購買力を抑制 ─

2023年10月11日

調査部 経済調査チーム

概要

  • 2023年4~6月期の個人消費は、物価高による節約意識の高まりを受け前期比マイナスとなった。猛暑効果などから夏場以降は回復に転じているものの、コロナ禍前の水準を依然下回っている
  • 先行きの個人消費は対人接触型サービスを中心に回復が見込まれる。ただし、物価高で超過貯蓄は目減りし、所得環境の大幅な改善も期待できず、回復ペースは緩慢なものにとどまるだろう
  • 家計の購買力向上には、実質賃金の決定要因である労働生産性の引き上げに加え、家計のリスク資産保有を促し、株価上昇等による資産所得増の恩恵を享受できるようにすることが重要である
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