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回復の道筋を探る24年アジア経済
─ 「輸出回復」と「金融引き締め解除」が追い風に ─
2024年3月5日
調査部 アジア調査チーム
概要
- 2023年に景気減速を経験したアジア新興国だったが、2024年半ば以降は総じて回復に向かう見通し。ポイントとなるのは「輸出の回復」と「金融引き締めの解除」
- エレキ輸出依存国では、シリコンサイクルの持ち直しを受け既に景気回復の兆候。その他の外需依存国も米国での在庫調整の進展や金融引き締めの解除により24年後半は輸出が持ち直す見通し
- アジア共通の景気下押し要因となっていた高金利政策による内需の弱含みも、金融引き締めの解除で徐々に緩和。米国の利下げ開始が有力な24年半ば以降、アジア経済は回復に向かうと予想