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サービス物価2%の賞味期限
─ 春先に1%台半ばまで低下すると予想 ─
2024年1月26日
調査部 経済調査チーム 主席エコノミスト 河田 皓史
hiroshi.kawata@mizuho-rt.co.jp
概要
- サービス価格上昇の持続性を占う上では「裾野の広がり」が重要。特に、デフレ期以降に価格が動かなくなった「岩盤」とでも言うべきサービス価格が動き出すか否かが目先の注目ポイント
- こうした岩盤に影響を与える変数を推計すると、「持続的な賃金上昇」の重要性が非常に大きいことが確認できる
- 2024年度初の値上げ動向次第では、家賃を除く一般サービスは2%超えを持続できる可能性があるが、家賃と公共料金が足を引っ張るため、サービス全体では春先に1%台半ばまで低下すると予想