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みずほ経済・金融ウィークリー
(2022年9月6日号)

先週の内外経済・金融市場動向・評価

  • 新型コロナの新規感染者数は世界・日本ともに減少傾向が継続。日本では先行指標である発熱相談件数や陽性率が着実に改善しており、当面は現行ペースでの感染減少が続く見込み
  • 米国の8月米雇用統計では、雇用者数の伸びは引き続き堅調。労働参加率上昇は、労働市場のひっ迫緩和を目指すFRBに朗報。ユーロ圏の8月消費者物価は、前年比+9.1%(7月:同+8.9%)と4カ月連続で過去最高を記録。中国は8月製造業PMIは49.4と前月より小幅回復も、2カ月連続で節目を下回る
  • 日本の7月鉱工業生産指数は自動車や生産用機械が押し上げた一方、電子部品・デバイスが大幅減。半導体市場は調整局面入りの様相強まる。8月消費者態度指数は感染拡大一服に伴い回復したものの、物価高が消費者マインド改善の足かせに
  • ドル円相場は、米金利上昇による日米金利差拡大から、1ドル=140円台まで円安・ドル高に。ユーロドル相場は、欧州向け天然ガス供給再開が延期されたことで、ユーロ売りが強まり一時1ユーロ=0.98ドル台までユーロ安・ドル高に

今週の注目点

  • 米国の8月ISM非製造業景況指数は、小幅の低下にとどまり、非製造業の底堅さを示す結果となる見込み。日本の7月国際収支統計では、貿易収支の赤字幅拡大や、円安で前月に上振れた所得収支の反動を受け、経常収支の黒字幅が縮小すると予想
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