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みずほ経済・金融ウィークリー
(2022年9月28日号)

先週の内外経済・金融市場動向・評価

  • 米国の住宅市場は金利上昇を背景に調整局面が継続。9月FOMCで示されたドットチャートは、今後の大幅利上げを示唆する内容。欧州では9月25日に行われたイタリア議会選挙で右派連合が勝利。右派連立政権成立と「イタリアの同胞」のジョルジャ・メローニ党首の首相就任がほぼ確実な情勢
  • 日本の資金循環統計(4~6月期)では、家計金融資産が過去2番目の高水準に。リスク資産への投資が徐々に増加。全国コアCPI(8月)は前年比+2.8%とさらに加速。食料や耐久消費財といった財物価の上昇が押し上げ
  • ドル円相場は、米金利上昇による日米金利差拡大から、22日に1ドル=146円近傍まで円安・ドル高が進行。その後は、財務省による24年ぶりの為替介入実施で一時5円程度円高となるも、再び1ドル=145円近傍まで円安・ドル高に

今週の注目点

  • 米国の8月PCEデフレータは前月から伸びが高まり、インフレの根強さが改めて示される見込み。日本の鉱工業生産指数(8月)は小幅な上昇にとどまる見込み。海外経済の減速や半導体サイクルの悪化を受けた輸出の伸び悩みが背景
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