化学品メーカーに新卒入社した私は、財務会計・管理会計を経験後、M&A・事業提携・プロジェクト投資を担当し、戦略立案から交渉、経営・財務状況などを調査するデューデリジェンス、契約業務などM&Aプロセスを一貫して経験しました。もともと全社経営戦略に関わる仕事をすることがキャリアの目標だった私は、企業のターニングポイントとなる意思決定により深く、より多くの機会で関わっていきたいと強く感じ、戦略分野を専門とするコンサルタントへの転職を考えました。そこで出会ったのが当社の大企業戦略チームです。M&Aを通じて発展を目指す中でさまざまな壁と直面してきた私は、日系企業の課題解決を強く打ち出す当チームのプリンシパルが持つ考え方に共感を覚えたのです。また、転職活動において、多くの企業が前職における業務知識やスキル中心の面談を行っていたのに対して、当社ではプリンシパルが自ら面談に参加し、私が目指す将来像やコンサルタントのあるべき姿などが話題の中心となったことが印象的でした。経験豊富なプリンシパルの確固たる方針のもと、コンサルタントの役割を根本から問い直しながら取り組める、そして、ここでなら大きく成長できると思い、当社への入社を決めました。

プリンシパルを筆頭に、プロジェクトマネージャー、コンサルタントで構築される十数名体制のもと、主にみずほグループの顧客を対象にした戦略コンサルティングを行うのが大企業戦略チームです。産業や課題を問わず、幅広い戦略コンサルティングを担うのが当チームの特徴です。その中で私は、顧客の5年後10年後を見据えたM&A戦略立案、グループ会社管理体制やグローバル経営管理体制構築におけるPMI支援、中長期経営計画策定などをテーマに、仮説提案やリサーチ、プロジェクトマネジメントを担当しています。そのような戦略コンサルティング業務に取り組む中で強く実感したのが、圧倒的なスピード感です。M&A一つとっても前職では数年タームでプロジェクトを担当していましたが、戦略コンサルタントは企業の数年後の姿を数ヶ月で提案していく世界です。1日1日停滞することは許されない環境の中、もちろんプレッシャーもありますが、日本企業の発展、ひいては日本経済の発展につながるコンサルティングをミッションとし、日夜邁進しています。

上流工程の戦略コンサルティング組織としての独自なポジショニングが魅力だと思います。<みずほ>の顧客基盤に立脚し、すでに信頼関係のあるお客さまとプロジェクトに臨めるのは、金融中心に価値提供し続けてきたみずほグループならでは。そのようなスタート地点のもと、提案内容の精査や専門知見の習得に集中的に取り組めるのは、大きな強みだと言えます。また、挑戦機会の観点では、私のような若手でも戦略領域を担い、大企業の経営陣に対する提案機会が存在するだけでもチャレンジングであり、他には代えがたいこと。さらに、提案内容が実行され、成功した暁には企業の発展へと貢献できるため、非常にやりがい溢れる仕事です。専門性が高い同僚と刺激し合いながら、さまざまな難題に向き合って行く中、経験の有無を問わずコンサルタントとして一歩一歩成長していけるのが当社大企業戦略チームの特徴だと考えています。

コンサルタントに大切なのは、解決しなくてはいけない課題認識と、そこに対する仮説の正しさだと考えています。どうあるべきか、どうすべきかを鋭く問い、現状把握と仮説立案の確度を高めてくために、短期的には一つひとつの課題に向き合い、多様なテーマでプロジェクトマネジメントを担えるよう愚直に経験を積み重ねていきたいと思います。そして、将来はどのような業界業種の経営層に対しても、確固たる専門性と案件の実績のもと、組織を背負って提案できるコンサルタントを目指したいと考えています。