大学で理工分野を専攻していた私は、お客さまとのコミュニケーションが基盤になる仕事を経験したいと考え、証券会社に入社しました。その後、IRコンサルティング企業や外資系コンサルティングファームを経験し、経営管理や組織再編、業務改善、DX戦略立案に取り組みました。コンサルティング領域に限ってもさまざまな企業を経験してきた中、コンサルタントを豊富に抱えるファームにおいて、担当領域が専門で細分化されていることを実感。専門領域を超えた仕事をする機会が少ないことは、長期的なキャリア形成の観点では懸念となってしまうのではないかとの意識を持ちました。そして、新たなフィールドでは、専門性を固定せずに多様な領域に取り組んでいきたいと考えるようになりました。そのような考えでいたときに、当社の戦略コンサルティング部門では、業界・業種での区切りがないこと、一人のコンサルタントが幅広い領域をカバーして案件を推進していることを知ったのです。コンサルタントとして目指したいキャリアイメージとの一致を感じ、入社を決めました。

一般的なコンサルティングファームと異なると感じているのが、組織のつくり方、案件への関わり方の違いです。私の転職理由とも直結する点で、産業や専門性をもとに細かく組織や担当案件を振り分けたりするのではなく、一人に幅広い担当領域を思い切って任せる組織文化が存在しています。私のようなコンサルティング企業を複数経験した社員でも、新卒の社員でも変わらず、この環境であれば長期的には多くの産業や領域にも対応できる力を身につけられると思っています。また、<みずほ>の取引先であり、金融領域で長年の付き合いのある企業に対して、コンサルティングを通じて発展の道筋をつくり、シナジーを生み出せることは、お客さまにとっても当グループにとっても意味のあることです。このようなグループのあり方だからこそ発揮できる価値があり、また他のコンサルティングファームでは持ち得ない強みとなると考えています。幅広く、多様な方策を用いて総合的にお客さまを支援したいと考えるコンサルタントにとって、魅力的な環境だと思います。