システムエンジニア

田口 誠也

IT本部 第6事業部第5部

田口 誠也Seiya Taguchi

2015年入社

ITを活用したお客さまの課題解決に無限の可能性を感じ、この業界を志望。その中で当社を志望したのは、〈みずほ〉のシステム開発だけでなく、〈みずほ〉以外にも幅広い事業フィールドを有することに魅力を感じたからだった。そのような環境で他者に負けない専門性を見出したいと思い、入社を決意。入社後3年間にわたりみずほ銀行の顧客管理システムの開発・保守に従事。2018年から現部署にて、法人のお客さまへのシステム導入の提案・営業を担当。

一大プロジェクト「MINORI」案件へ
の参加。
ユーザ視点を養い、
お客さまへの理解を深める。

入社後、最初に担当したのはみずほ銀行の海外支店向けの顧客情報管理システムの開発・保守業務でした。担当するシステムはほぼ全ての海外拠点に導入されているため、時差に応じて昼夜を問わずユーザからの問い合わせに対応することもあり、日々学ぶことが多くありました。また、世界中で利用されるシステムを稼働させることの大変さとやりがいを感じていました。2016年からは、〈みずほ〉の一大プロジェクトであった、国内勘定系システム「MINORI」構築プロジェクトに参加。みずほ銀行における国内の基幹システムを抜本的に更改するプロジェクトではありましたが、〈みずほ〉のお客さまがグローバルに展開していく中で、国内支店と海外支店が円滑に連携を図りながらお客さまをスピーディにサポートできる仕組みを構築するため、海外支店のシステムにも対応が必要となりました。テストフェーズにおいて、実際に自分の手で画面操作を行うことで「ユーザにとってどんなシステムが使いやすいのか」「ユーザが何を求めているのか」といったユーザ視点で考えることの重要性を改めて認識することができました。そしてそれはお客さまの業務への理解が深まる貴重な経験となりました。

はじめての営業活動。
幅広い
フィールドで新たな挑戦が始まる。

入社4年目の2018年7月、一般法人向けのシステム開発を行う部門へ異動となったと同時に、「お客さまへの営業・提案」に役割が大きく転換しました。当社の業務は〈みずほ〉のシステム開発が連想されやすいのですが、民間企業や官公庁・公共法人向け等様々な業種・業界のお客さまにコンサルティングやシステム開発を行っています。私が担うのは、業種・業界を問わず、お客さまが抱える多様な業務課題に対して自社のパッケージソフトやソリューションから最適なものをご提案するという、今までの業務とは全く違ったチャレンジングなものでした。私はもともと心配性で、人前で緊張しやすいところもあったので、今まで以上に人前で多く話すこととなる提案営業を担うことに不安もありました。しかしながら、入社時から幅広いフィールドで働くことを望んでいたため、今回のこの異動が、自分の成長のためのいいきっかけになると前向きに捉え、新たなフィールドでチャレンジしようと決意しました。

「お客さまの成長に貢献したい」
熱い思いでお客さまの課題に
向き合い、
ソリューションを
提案する。

所属部署で取り扱うソリューションは多岐にわたりますが、現在私がメインで担当しているのはCRM*ソリューションです。当社で導入を手掛けたみずほ銀行のCRMシステムは導入以来15年の歴史があり、その間に培ってきたノウハウや知見を、金融機関を中心とした〈みずほ〉以外のお客さまの抱える課題に対しても活かしていくことができます。日々の営業・提案活動の大部分は、全国のみずほ銀行の渉外担当者経由で、システム提案の依頼を受けてスタートします。お客さまの抱える課題は十人十色。その中でお客さまの経営課題を適切に把握し、どのようなソリューションを提案するか、どのようにお客さまビジネスをサポートするかを考えることが営業の面白さであり、また難しさだと実感しています。お客さまとの打ち合わせにおいては、経営や会社の売り上げに直結するテーマが多いので時に厳しく、熱い思いをもって語っていただくことがあり、責任の重大さやプレッシャーを感じることもあります。私が提案したソリューションによって業務改善や効率化が実現し、お客さまが目指していきたい姿に貢献できることは、何よりの喜びです。

*CRM:Customer Relationship Management顧客に関わる様々な情報を管理・分析し顧客との関係性構築・維持に活用する。

営業・提案から開発、導入までを
一気通貫で。
徹底してお客さまに寄り添う。

私の仕事は、お客さまへのヒアリングから始まり、具体的な提案といった受注までの営業活動に加え、受注後の要件定義、設計、開発、導入、そして保守運用やさらなる改善提案といった工程に至るまで、基本的には一貫して対応しており、営業をメインの仕事としていながらシステム開発も担っています。お客さまから直接伺った要望や思いを自分自身で形にしていくので、徹底的にお客さまに寄り添った仕事ができていると感じていますし、自信をもってお客さまにシステムを提供しています。
当面の目標は、営業担当としてより多くのお客さまと接点をもち、課題解決に携わっていくことです。そのために民間企業や金融機関向けの展示会等で積極的に情報発信している他、〈みずほ〉の横のつながりから接点を得ていくことを目的として、みずほ銀行の各支店に対して当社のソリューションを認知してもらうための勉強会を実施しています。今後の営業活動においても、お客さまに寄り添い、お客さまと一緒になって、課題解決へ向けた最適解を見出していきたいと考えています。

1日のスケジュール

  • 8:00

    カフェでタスクの洗い出しや1日の仕事の準備を行う。

  • 9:00

    お客さま先を訪問し、システム導入に関する打ち合わせ。

  • 11:30

    昼食。

  • 13:00

    竹橋本社にてお客さまとWeb会議。CRMシステムの導入に向けた初回提案を行う。

  • 14:30

    白山事業所に帰社。打ち合わせを経た、ネクストアクションの洗い出し。

  • 16:00

    社内営業ミーティング。1週間の活動報告、案件の課題共有。

  • 16:30

    メール確認。電話による引き合い、問い合わせへの対応。

  • 18:30

    退社。

ソリューションありきではなく、最上流から
お客さまと向き合い、共創できる営業担当に。

お客さまのビジネス自体をデザインできるような、スキル・キャリアを培っていきたいと思っています。そうして目指すのは、ソリューションありきではなく、最上流からお客さまと向き合えるシステムエンジニア。そのために徹底したヒアリングを行い、お客さまとのコミュニケーションの中で、業務上の本質的な課題や要件を見極める目線を磨き続けたいと考えています。今後はお客さまとより近しい関係を築き、誠実に課題と向き合うことで、目指すべき姿をお客さまと共創できる人材に成長したいと考えています。

※所属部署は取材当時のものになります。