AMGライブラリ 高速化事例
高速化事例
Poisson方程式を対象としたベンチマークテスト
流体解析において計算コストの大半を占めるPoisson方程式(グリッド数約1670万点)を対象にベンチマークテストを実施しました。AMGライブラリの導入により24倍、GPCPUの導入と組み合わせることにより、104倍の高速化が確認されました。
動作環境
CPU:Intel Xeon Gold 6226R 2.9GHz (16Cores)
GPGPU:NVIDIA Tesla V100
Driven Cavity Flow
流体解析のベンチマーク問題としてよく取り上げられるDriven Cavity Flowの計算にAMGライブラリを適用しました。流動計算部分はCPUで計算され、計算時間の掛かるPoisson方程式の求解部分にAMGライブラリのGPU版(AMGCG法)が使われています。計算格子は100×100×100で、無次元時刻10(2,000時間ステップ)までの計算が231秒で可能です(CPU:Intel Xeon W3520 2.67GHz、GPU:NVIDIA® Tesla® C2050)。
Cavity中央断面の流線
AMGソルバの大規模並列GPUコンピューティングへの適用(研究開発事例)
みずほリサーチ&テクノロジーズは、東京工業大学 学術国際情報センター 青木研究室とAMGソルバの大規模並列GPUコンピューティングへの応用に関する研究を行っております。本共同研究では、東京工業大学のスーパーコンピュータ TSUBAMEへAMGソルバを実装し、大規模並列GPUコンピューティングへの適用性を検証することを目的としております。
![ダム堰の崩壊](/solution/research/tools/simulation/amg/images/03_02.jpg)
ダム堰の崩壊
![ミルククラウン](/solution/research/tools/simulation/amg/images/03_03.jpg)
ミルククラウン
提供:国立大学法人 東京工業大学
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