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堺市における、ICTを活用したケアラー支援とデジタルディバイド解消の実証事業のご案内

2021年4月21日

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社は、SOMPOホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区)と連携し、大阪府堺市における「SMART SENBOKU PROJECT*」および「スマート区役所」の取組の一環として実施される二つの実証事業に参画することとなりました。

堺市では、スマートシティを推進しており、泉北ニュータウン地域を含む南区を重点地域と位置付けています。また、南区は「スマート区役所」の推進を掲げ、ICT活用により安全・安心で高機能な市民サービスを提供し、市民の生活の質の向上を図ることをめざし取り組んでいます。

今回、堺市はSOMPOホールディングス株式会社のコーディネートの下、ICTを活用した家族介護者(以下、「ケアラー」という。)向けの支援プログラムを実施します。同プログラムは、ケアラーにICTを活用した支援サロンや介護記録アプリを提供して、ケアラーと被介護者双方のWell-Beingの実現を目指すものです。加えて、高齢者等のICTに苦手意識を持つ方等を対象にデジタルディバイド解消やコミュニティづくりを目的とした体験型プログラムも提供します。

みずほリサーチ&テクノロジーズは、社会保障やインパクト評価に関する知見を活かし、二つの実証事業を効果検証の側面でサポートします。当社では、ケアラー支援を、在宅介護を担う家族・被介護者の“QOL向上”と“孤立予防”の実現に加え、政策課題でもある“介護離職防止”や“ヤングケアラー支援”にも繋がる重要なテーマと捉えています。また、ICTを利用するスキルがハードルとなり、有効な支援等を享受できない層を取り残すことなく、全ての人々を対象にスマート化を進めることの重要性も強く認識するところです。

本実証ではこうした視点を持ちながら、ICT技術を活用したケアラー支援が、ケアラー自身や被介護者の抱える課題解決や生活の質改善へもたらす影響をはじめ、両プログラムの有効性等の検証を行う予定です。


  • *SMART SENBOKU PROJECTは、堺市が、大阪府と相互に連携した、泉北ニュータウン地域を重点地域として、多様な主体とスマートシティを推進する取組で、「ヘルスケア」「モビリティ」「コミュニティ」「リモートワーク」「エネルギー」を先行的に取組テーマとして、市民の暮らしの質の向上や地域の様々な課題の解決をめざすものです。

本実証事業に関する報道発表

お問い合わせ

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 社会政策コンサルティング部
担当:掛川 紀美子
電話:03-5281-5277

社会政策コンサルティング部03-5281-5281

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