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地域のリアルな経営課題解決にビジネスの力で挑む

大企業アルムナイと連携した法人向け研修プログラム「越境リーダーズキャンプ」モデル実証を開始

2021年12月1日

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社は、まちづくりたけた株式会社(本社:大分県竹田市、代表取締役:児玉誠三)(*1)、株式会社ハッカズーク(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:鈴木仁志)(*2)と協業し、実証事業として法人向け研修プログラム「越境リーダーズキャンプ」を実施します。この研修は、事業開発を通じた内省について大企業アルムナイ(*3)にサポートを受けながら、地域のリアルな経営課題にビジネスの力で解決することに挑むものです。研修には、メーカー、商社、旅行、金融・情報通信業を主業とする大企業4社(弊社グループを含む)の在籍社員(1社から3~5名程度)が参加します。

市場環境がめまぐるしく変化する中、大企業はこれまで以上にオープンイノベーションの推進や顧客目線での事業開発が求められています。そうした中、大企業次世代リーダーには、時には自身のキャリアとも紐づけながら主体的に事業開発や業務変革にのぞむことが必要です。またSDGsやESG経営への関心が高まる中、大企業が地域課題の解決に取り組む必要性もより増していると考えられます。本研修は、大企業次世代リーダーを対象とした研修プログラムで、越境学習(*4)に加え、リアルな地域課題に取り組むことを通じた内省により、仕事・自己の再定義とリーダーシップの醸成を図ります。今回の研修内容は、12月から1月にかけてオンラインでの事前レクチャー、大分県竹田市での座学研修、フィールドワークやアルムナイサポーターとの1on1面談、グループワーク、グループで検討したビジネスプランの発表などから構成されます。

本事業の中で、当社は、これまで培った地方創生や人材関連の社会実証事業、エビデンスに基づく施策立案・評価等に関する知見・ネットワークを活かし、研修の企画、プログラム開発・運営を行います。当社では、国の成長戦略フォローアップ工程表にも明記された人的資本経営の潮流を踏まえて、越境学習等を含む組織と個人の新たな関係性の構築、更には、そうした人的資本投資の可視化、定量的把握や開示・対話などを重要なテーマと捉えています。また、こうした取り組みの端緒となる新たな教育投資の仕掛けの重要性も強く認識するところです。本事業ではこうした視点を持ちながら、研修前後の受講者の変化やアルムナイが内省サポート等に参画する効果など、事業開発経験や越境学習を通じた仕事・自己の再定義とリーダーシップの醸成についてプログラムの有効性等の検証も行う予定です。


  1. (*1)2015年1月、民間と行政で行うまちづくりを目的に中心市街地活性化基本計画の推進母体として設立。これまで、中心市街地活性化協議会の一員として中心市街地の商業的活性化を推進するため、人材育成・コミュニケーション事業、ビジネスイノベーション・創業促進事業、空き店舗・空き家調査事業、既存店舗、商品の魅力アップ事業などのほか観光宣伝・市内外PRに関する事業、雇用・就業促進に関する事業など「街のプラットフォーム」として主にソフト事業に取り組む。2018年以降は、経営安定化を図るため収益事業に着手し、中心市街地活性化事業、ふるさと納税支援事業、作家支援事業、新電力事業に取り組んでいる。
  2. (*2)企業とアルムナイが退職後もつながり続ける「企業と個人の新しい関係」の実現に向けて「アルムナイ」をテーマに事業を展開。アルムナイ特化型クラウドシステム『Official-Alumni.com』の提供やコンサルティングのほか、退職で終わらない企業と個人の新しい関係を考えるメディア『アルムナビ』を運営。
  3. (*3)元は「卒業生・同窓生」の意。転じて「企業の退職者」の意味でも用いられる。近年では兼業・副業やオープンイノベーションなど社外の人的資産としての活用・協業がみられている。
  4. (*4)自身が所属する組織の外での協働経験を通して、自身や自身の所属する組織に対して新たな気付きを得る学習手法。

研修コンセプト

図1

研修内容

図2

実施体制

図3

各社の主な役割

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まちづくりたけた 地域課題の掘り起こし、フィ―ルドワークのコーディネート等
ハッカズーク アルムナイコミュニティを組成する参画大企業の開拓等
みずほリサーチ&テクノロジーズ 事業の全体設計、研修プログラム開発、企画運営、参画大企業・大企業アルムナイ調整、効果検証

本件に関するお問い合わせ

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 社会政策コンサルティング部
川崎康太、森安亮介、福田志織、田中文隆
電話:03-5281-5276

社会政策コンサルティング部03-5281-5281

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