地域包括支援センター職員等を対象に、都道府県が実施する家族介護者支援に関する研修カリキュラムを作成するとともに、市町村が実施する多様な属性を持つ家族介護者の集いの場の立ち上げに向けたマニュアルの作成等を行うことを通じて、家族介護者が孤立しない社会の実現に寄与する実践方策を調査する。

令和3年度介護報酬改定において新区分が設定された入浴介助加算を対象に、新区分創設の目的である「利用者が自宅において、自身又は介助者の介助によって入浴を行うことができるようになること」に向けて、通所系サービス事業所における入浴介助の効果的実施方策に関する効果的な情報提供支援施策について調査する。

健康無関心層・健康状態不明者の住民に対しナッジ理論を活用したアプローチを行い、その効果を検証するとともに、これら検証結果等も活用しながら、日常における健康づくりの普及や引きこもり・閉じこもり高齢者の社会参加への望ましい支援方策の手法等を考察・提言する。

認知症患者のケアに携わる介護現場のスタッフが、介護の現場で簡便かつ短時間で評価できる指標の作成に向けて、認知機能・生活機能の評価指標及び当該指標に係る評価表の作成・検証等を実施する。

介護職種における技能実習修了者の進路や母国等での活躍状況に関する実態・事例を把握するとともに、それを通じて我が国の技能実習制度の成果・効果を確認し、送り出し機関等に対し、介護分野における技能実習の効果に関する情報を提供する。

長期療養者に対して必要な医療と介護を提供する介護医療院における医療提供等について、好事例集などを作成することを通じて、介護医療院の機能の向上及び今後の検討に資する資料を作成することを目的に、調査を実施する。

介護サービスにおける各職種のテレワーク・兼務の取扱いについて、昨今の検討動向を踏まえつつ調査・検討を行い、テレワークが可能な介護保険サービスの業務内容やその効果・適切性等について調査する。