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絞り込みAIソリューション

当社の「絞り込みAIソリューション」は、ユーザーが頭の中に描く、言語化が難しい漠然としたイメージやアイデアを、提示された候補を選択するという直感的な操作を繰り返すことで、可視化するソリューションです。

概要

本ソリューションは、ユーザーが提示される候補の中から直感的に選択を繰り返すだけで、思い描くイメージを段階的に具体化していくAI技術です。従来の推薦システムのように他者の嗜好に影響されることなく、完全にパーソナルな「脳内イメージのアウトプット」を実現します。この核となる仕組みは、当社の独自特許技術(特許第7174114号)に基づいています。

絞り込みAIソリューションの典型的な実例を「人の顔」を題材としてご紹介いたします。

図1

このソリューションは、以下のようなステップで進行します。

  • 1.最初の候補として、ランダムな顔画像の候補が提示されます。(画像左)
  • 2.その中から、ユーザーが自身のイメージに最も近いものを選択します。(画像中央)
  • 3.AIがユーザーの選択を反映し、よりイメージに近い新たな候補群を提示します。(画像右)

このシンプルな「選択と提示」のプロセスを繰り返すことで、ユーザーは言葉による細かい指示をすることなく、イメージを具体化したコンテンツを得ることができます。

候補の提示は、コンテンツ間の「類似度」評価が鍵となります。AIはユーザーの選択を解析し、通常は類似度の高い候補をコンテンツ空間から探索・提示することで、ユーザーのイメージを段階的に具体化します。これは、先に触れた顔画像の例のように、類似度を高めていくアプローチに相当します。

一方で、意図的に類似度の低い、つまり選択したものから少し離れた候補を提示することで、ユーザー自身も気づいていなかった潜在的な嗜好の発見や、発想の幅を広げることも可能です。

このような類似度評価と柔軟な候補提示は、取り扱うコンテンツの種類に応じて画像処理技術や言語処理技術などを適応的に活用し、さらに最新の生成AIや当社独自のコンテンツ検索アルゴリズムといった技術を組み合わせることで実現しています。

技術の応用先

顔画像を一例として紹介しましたが、絞り込みAIはデザイン、文章、音楽など、さまざまなコンテンツに適用可能です。また、コンテンツを欲しい形に精緻に調整する、あるいは広くコンテンツを探索し、ユーザーが潜在的に抱く嗜好に気づきを与えるなど、幅広い用途で応用可能です。

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