- 概要
- 詳細
気候変動を踏まえた浸水リスク評価に関する当社ソリューションの詳細を示します。
「TCFD提言における物理的リスク評価の手引き」の評価
国土交通省の「TCFD提言における物理的リスク評価の手引き」に基づいて、浸水深に応じた被害額の簡易的な算定を行います。主な手法は以下の通りです。
- 浸水深の評価:浸水ナビ*1
- 被害額の算定:治水経済調査マニュアル(案)*2
被害額の算定には、評価対象に関する以下の情報が必要です。
- 住所
- 資産、および資産が置かれている高さ
なお、「TCFD提言における物理的リスク評価の手引き」では洪水リスクを簡便に算出することを目的としているため、その適用においてはいくつか仮定、条件があります。
- *1https://suiboumap.gsi.go.jp/
- *2治水経済調査マニュアル(案), 国土交通省 水管理・国土保全局, 令和6年4月
各種浸水リスク評価
当社のこれまでの浸水リスク評価等の実績を踏まえた提案を行います。代表的な実績の概要を示します。
自社水害対策による洪水時の周辺地域への影響評価
自社の水害対策として、例えば盛土の造成を行った場合に、洪水時の周辺地域の浸水深が変化する可能性があります。この影響を、自治体が公表するハザードマップの氾濫水位をもとに、簡易的に評価することができます。

自社敷地内の溢水解析
自社敷地内の既設の雨水排水管について、降雨やメンテナンスの条件に応じた溢水の可能性をシミュレーションすることができます。

関連情報
おすすめソリューション
河川、下水道、地表面氾濫の水の動きや水位による相互作用を連成した解析を行い、解析結果をもとに、浸水被害予測や対策の検討、費用対効果評価、避難計画など、都市型水害対策の課題解決をサポートします。