キービジュアル画像

シールドトンネル断面力解析システム「Moleman-i」 解析事例

解析事例

Moleman-iでは、トンネルに関わる多様な解析を実施することが可能です。

横断方向解析

  • セグメント継手の剛性低下、千鳥組の考慮、地盤との連成を考慮した地盤ばねを取り入れた解析モデルを構築し、変形、断面力を算出します。
  • 最大50リングまでモデル化可能です。
  • セグメント継手の回転ばね算出機能を有しています。
  • セグメント本体、セグメント継手、リング継手、地盤ばねの非線形性に対応しています。
  • 一次元地震応答解析と組み合わせることで応答変位法による耐震検討も可能です。
図1

トンネルの欠損部のモデル

図2

一般部(左)と欠損部(右)の解析結果

逐次解析

  • シールドトンネルの施工過程や補強材追加などを考慮可能な解析機能です。
  • 50ステップまで解析ステップを設定可能です。また、前ステップの計算結果を持ち越す逐次解析が可能です。地盤ばね反力、セグメント継手反力、リング継手ばね反力、1、2次覆工間ばね反力も持ち越し可能です。
  • ステップごとにリング数の変更やセグメント継手、地盤ばねをステップごとに個別に設定できます。
  • 逐次解析のステップごとに、部材の剛性変化により発生する内力・解放力を自動算出し、考慮することができます。
図3

横連絡抗の施工過程の解析

縦断解析

  • 縦断方向の解析ではシールドトンネルの縦断方向挙動をもとにセグメントの各種設計解析を目的としており、シールドマシンによる推進反力、地盤沈下を表現した強制変位などの外力による静的解析のほかに、耐震解析機能として、位相原点、振幅などを考慮した正弦波による周波数応答解析、時刻歴変位による準動的解析が可能です。
  • リング継手の回転ばね算出機能を有しています。
図4

縦断解析例