物質・材料設計のための要素技術(シミュレーション、データベース、データ解析、ユーザ・インターフェース等)を統合化し、コンピューターによる仮想実験が可能な材料設計システムの研究開発を行っています。
コンピューターを用いた物質・材料設計は、21世紀の基盤技術の一つとして期待されています。物質・材料設計を実現するためには数値シミュレーションをはじめとして、知識情報処理、ヒューマン・インターフェース、データベース等の様々な要素技術を有機的に統合化して使用することが 不可欠です。
物質・材料設計のための要素技術(シミュレーション、データベース、可視化、データ解析、ユーザ・インターフェース、知識情報処理等)を統合化し、コンピュータによる仮想実験が可能な材料設計システム(材料設計プラットフォーム)の研究開発を行っています。
統合化のアプローチとして、物質・材料設計に必要な一連の作業を支援することを可能とする「タスクフロー」という概念を導入しています。「タスクフロー」は、設計シナリオの記述、設計手順(レシピ)の蓄積、再利用を可能としています。
また、第一原理計算、量子化学計算、分子動力学法、モンテカルロ法、クラスター変分法、フェーズ・フィールド法、有限要素法等の様々な計算材料プログラムの研究開発、材料データベースの開発を行っています。
主要な業務
材料設計システム
- 材料設計プラットフォームの研究開発
- 物質・材料設計のための仮想実験システムの研究開発
- 材料シミュレーションの可視化システムの開発
- 材料シミュレーションのGUIの開発
- シミュレーションとデータベースの統合システムの研究開発
計算材料
- 第一原理計算プログラム、量子化学計算プログラムの開発
- 分子動力学法、モンテカルロ法プログラムの開発
- 材料組織計算プログラムの開発
- 有限要素法プログラムの開発
- マルチスケール、マルチフィジックス・シミュレーションの研究開発
材料データベース
- 材料データベース統合システム開発
- ガラスデータベースの開発
- 金属物性データベースの開発、複合材料データベースの開発
- 計算物性データベースの開発
関連情報
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独立行政法人 物質・材料研究機構 計算材料科学研究センターと株式会社 みずほリサーチ&テクノロジーズで、量子・古典融合型分子動力学法プログラムであるマルチスケールシミュレーターの共同研究開発を行っています。