みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉原 昌利)は、このたび、従業員エンゲイジメント*1に関する組織の状態とその要因を可視化するとともに、エンゲイジメント向上のための有効施策を立案する「みずほエンゲイジメントサーベイ2.0」の提供を開始しました。
上場企業を中心とした人的資本開示が義務化されて約2年が経過する中、人的資本の一指標とされる「従業員エンゲージメント」は、人材版伊藤レポートのなかで示された「3つの視点・5つの共通要素」へ含まれたことをきっかけとして以前にも増して注目されるようになりました。従業員エンゲージメントの向上を、人的資本経営の成功の要として位置付け、その実現は企業業績の向上にもつながることが期待されています。
みずほリサーチ&テクノロジーズでは、これまで、多くの企業に対して、当社独自のノウハウに基いたアンケート調査を通じて、エンゲージメントの実態調査を行ってまいりました。このたび、近年のエンゲージメントに関する注目度と期待の高さを受け、「みずほエンゲイジメントサーベイ2.0」として、リニューアルしたコンサルティングサービスを提供いたします。
本サービスが既存のエンゲージメントサーベイ(アンケート調査)と異なる点は、1.先行研究が豊富な学術的知見をバックグラウンドとした設問で構成されていること、2.エンゲイジメントの状態を可視化するだけではなく、向上のための有効施策も合わせて提示し、人的資本開示の対応まで支援可能なこと、3.人事戦略の立案や施策運用に精通したコンサルタントが個社の特徴に踏み込んだアドバイスを行うこと、の3点です。
設問のベースには、ワーク・エンゲイジメントに関する研究の第一人者であるユトレヒト大学名誉教授Wilmar Schaufeli氏(日本語版を慶應義塾大学の島津明人教授が監修)が考案した調査設問「Energy Compass」を活用することで、ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度*2のスコアと、それを高める要因をシャープに分析しています。そこに当社のこれまでの調査経験を踏まえてアレンジを加え、国内企業にフィットした設問を提供いたします。
エンゲイジメントを高める要因には、成長機会提供・上司の支援・意思決定参画・正当な評価・フィードバックなど、様々な要素が絡み合っています。本サーベイでは、それらを丁寧に紐解き、組織として取るべき対策の優先順位を明らかにし、エンゲイジメント向上を支援します。
エンゲイジメントを高めることは、人的資本経営の要であり、採用競争力や人材定着率にも大きく影響するものです。みずほリサーチ&テクノロジーズでは、本サービスの提供により、組織のエンゲイジメントを高め、従業員・経営者双方にとってWin-Winとなる企業運営を支援します。
みずほリサーチ&テクノロジーズは、本サービスの提供をはじめとし、今後も<みずほ>における豊富な実績を活かして、コンサルティングの高い専門性により新たな価値を生み出し、お客さまとともに成長する企業を目指してまいります。
- *1当社定義では2024年度よりemployee engagementを「従業員エンゲイジメント」としているため、一般的な概念を表す場合は「従業員エンゲージメント」、当社定義を表す場合は「従業員エンゲイジメント」と表記。
- *2ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度(UWES)は、「仕事に積極的に向かい活力を得ている状態を評価する」ために、ワーク・エンゲイジメントの研究指標として広く使用されている尺度。本サービスでは、ライセンスを取得し、3項目版を利用。
アウトプットイメージ



関連記事のご紹介
「従業員エンゲージメント」再考:企業が追求すべき従業員の”engagement”とは
本件に関するお問い合わせ
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
経営コンサルティング部 人事戦略チーム
吉岡 稔泰、中川 浩樹、市川 茉耶
E-mail:webentry_consul1-consul2@mizuho-rt.co.jp