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にわかに高まるフランス政治不安

─ 今後の政局はポスト・マクロンを占う試金石に ─

2024年7月2日

調査部 経済調査チーム

概要

  • マクロン大統領は欧州議会選挙での自会派大敗と極右政党国民連合の躍進を受けて下院を解散。インフレやフランス社会・経済の構造的課題が、大統領の支持率低迷と極右の支持拡大の背景に
  • 選挙では国民連合が比較第一党になる一方、大統領会派は大幅議席減の見通し。また、極右の首相が誕生する可能性も。いずれの会派も財政拡張的な公約を掲げており、財政規律が緩む懸念
  • 選挙結果と今後の政局は2027年の大統領選挙の結果を占う試金石に。国民連合が現実路線をとり、さらに支持を集めれば、同党所属の大統領誕生が現実味を帯びてくるだろう
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