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インフレの日米欧比較

─ 米欧との比較が示唆するインフレの先行き ─

2024年7月3日

調査部 経済調査チーム 主席エコノミスト 河田 皓史

概要

  • 日米欧のインフレ動向は区々。先行して伸び率が高まった米欧ではインフレ鈍化の最終局面に差し掛かりつつあるが、逆に日本ではこれから「基調的な伸び率」が高まるかどうかが焦点
  • 2021~22年頃の国際商品市況高騰の直接的な影響が剥落しつつあることは各地域で共通。ただし、円安進行により追加的なコストプッシュ圧力がかかり続けている点で日本は特異な状況
  • 賃金上昇由来のコストプッシュ圧力(第二の力)が日本でも高まりつつあるが、米欧と比べればその力はなお鈍い。また、家賃は突出して弱く、米欧並みのサービスインフレは見込み難い
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