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高騰し続ける生鮮食品価格

─ 本当に物価の基調判断から除くべきなのか? ─

2024年7月22日

調査部 経済調査チーム 主席エコノミスト 河田 皓史

概要

  • 日本では「生鮮食品を除く総合」がコアCPIと呼ばれ、物価の基調をみる際には生鮮食品価格の動きは無視されることが多い
  • 生鮮食品価格の振れが非常に大きいのは事実。しかし、生鮮食品価格はこの10年ほど強い上昇トレンドを持っており、コアCPIとの相対価格も大きく変化している
  • 金融政策運営でCPIを参照するのは家計の生活実感に即しているためである。生鮮食品価格の上昇トレンド継続を前提に、生鮮食品を除くことの是非について再考すべきかもしれない
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