情報セキュリティに関する調査研究・政策支援 概要
当社の情報セキュリティに関する調査研究・政策支援では、刻々と変化する情報通信分野の最新の脅威に備えつつ、費用や利便性とのバランスのとれた安全性を確保することを目指した、最適な対策を実現するための調査・分析を行います。
よりよい情報セキュリティ対策の実現を支援します
情報通信技術による社会の結びつきが強まる中、組織や個人における情報セキュリティ対策の実施はその社会的責任を果たす上で欠くことのできないものといえます。一方で、情報セキュリティ対策の強化は対策費用の増大や利便性の低下を招きます。「セキュリティは完璧だったが、経営が傾いた」といった悲喜劇にならないよう、バランスのとれた対策を考えることが重要です。
当社では、政府機関や企業における情報セキュリティ施策に関する豊富な調査研究の実績をもとに、お客さまの組織やサービスにおける今後の情報セキュリティ対策のあり方を検討するための調査・分析ならびに各種対策の実施支援サービスを提供します。
情報セキュリティからITリスク、サイバーセキュリティまで
かつて、コンピュータを用いた情報処理における信頼性を高めるための高信頼化手法と、コンピュータウイルスや不正アクセスなどの脅威から情報資産を保護するための情報セキュリティ対策はそれぞれ独立して考えられていました。しかし、クラウドコンピューティングやIoT（Internet of Things）を通じてコンピュータとネットワークが一体化しつつある現在、信頼性やサービスレベルの維持のための対策が、情報セキュリティ確保のための対策と重複することも多く、情報セキュリティ対策のみを区別することの意味は失われようとしています。
こうした傾向をとらえ、情報セキュリティのみならず、情報技術（IT）に関する信頼性や事業継続などのリスクを「ITリスク」として包括的にとらえる考え方が広まりつつあります。さらに、情報漏えいや不正送金をもくろむサイバー犯罪、公的機関や社会全体を狙うサイバー攻撃などが多発する中、情報だけでなく社会の新たな基盤となったサイバー空間全体の安全を確保するためのサイバーセキュリティ対策の重要性が叫ばれています。
当社では、多様な分野の専門家の知見を活用して、これまでの情報セキュリティの範疇にとどまらない幅広い視点に基づく分析・提言を行うことで、現在の社会からのこうしたニーズに応えます。
わが国の情報セキュリティ政策を支える確かな実績
当社は、中央省庁および関係機関から情報セキュリティ分野における多数の受注実績を有し、情報セキュリティ対策や被害に関する実態調査、関連のガイドラインの策定や普及啓発資料の作成などの遂行を通じて、わが国のセキュリティ向上の一翼を担っています。さらに、IoTをはじめとする技術の実証や人材育成など、当社がこれまでの経験を通じて培った強みとこうした情報セキュリティに関する高度な知見および経験との組み合わせを通じて、情報セキュリティ関連施策を一層効果の高いものとして実現することが可能です。