
特集
金利のある世界
デフレ脱却、金融政策の正常化へ。
これから訪れる「金利のある世界」を多彩な視点から読み解く。
いま、日本経済は歴史的な転換点を迎えています。長く続いたデフレからインフレへのシフトが進み、賃上げ率が約30年ぶりの高い伸びになるなど、物価や賃金を巡る環境が大きく変わりつつあります。こうした動きを受けて、日本銀行は10年以上に及んだ異次元緩和に終止符を打ち、金融政策の正常化にむけた第一歩を踏み出しました。
そこで、みずほリサーチ&テクノロジーズ調査部では、今後、段階的に金利が上昇していく経済状態を「金利のある世界」と名付け、そこで生じる様々な影響についてシミュレーションで分析を行いました。
「金利のある世界」で、日本銀行はどこまで政策金利を上げることができるか。預金金利や住宅ローン金利、企業への貸出金利にどの程度の影響があるか。消費者、企業業績、財政、金融機関に生じるメリット・デメリットは何か――。分析の結果、明らかになったのは、経済・金融の全般にわたって生じる大きな構造変化と、新たな世界へ適応するために必要な取組みの重要性です。
この特設ページでは、「金利のある世界」を巡る様々な情報を、動画やレポートで配信しています。ぜひご覧ください。
レポート紹介
- [門間一夫の経済深読み]トランプ関税で日本の中立金利は上がるのか下がるのか?
- [門間一夫の経済深読み]日銀の「倍速利上げ」はあるか
- 日銀利上げ継続の条件―賃金・物価動向は26年利上げ継続の可能性を示唆
- 長期金利の上昇、1.4%は通過点―過去の長期金利上昇局面を踏まえて
- 「金利のある世界」へ踏み出す日本経済─政策金利1%が家計・企業・政府・不動産市場に及ぼす影響
- 日銀の追加利上げが家計に及ぼす影響 ─家計全体ではプラスだが、負債保有世帯ではマイナス影響大
- 「金利のある世界」で不動産市場はどうなる?─不動産価格・キャップレートが緩やかに上昇すると試算
- 金利上昇で日本経済はどうなる?─「0.5%利上げ」が景気に与える影響
- 日本銀行の金融政策運営に関する3つのシナリオ─ 詳細版
- 日本銀行の金融政策運営に関する3つのシナリオ─ 要約版
- 金利1%上昇の企業利益インパクト─ サプライチェーンの構造も踏まえた金利影響試算
- 「金利のある世界」と財政─ 金利上昇で問われる財政の持続可能性
- 金利上昇は家計にとってプラスか─ 「金利のある世界」における家計への影響試算
- マイナス金利解除後の金融政策─ インフレ予想が左右する日銀の利上げペース
- 変革を迫られる日本企業─ ヒト・モノ・カネの変化で生じるリスクとチャンス
- 変革を迫られる日本企業〔要約版〕─ 金融政策が転換する時代のリスクとチャンス
- 「金利のある世界」へ踏み出した日銀─ イールドカーブ・コントロールやマイナス金利政策を解除
- 「金利のある世界」で一変する企業の経営環境─ 固定費増加が促す、高付加価値経営への転換
- 「金利のある世界」は一様ではない─ 利上げ局面ごとの預金・貸出金利の考察
- 日本企業は金利上昇に耐えうるか─ 「金利のある世界」における企業利益への影響試算
動画紹介
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みずほ経済フォーラム第2回「「金利のある世界」と財政の持続可能性」
後編:森信茂樹 東京財団政策研究所研究主幹との対談
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みずほ経済フォーラム第1回「マイナス金利解除後の金融政策を考える」
後編:関根敏隆 一橋大学 国際・公共政策大学院教授との対談
書籍紹介
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- 著者
- みずほリサーチ&テクノロジーズ 服部 直樹 有田 賢太郎
- 発行
- 一般社団法人 金融財政事情研究会
- 発行日
- 2024年7月11日 第1版第1刷発行
- 価格
- 2,400円(税別)
- ISBN
- 978-4-322-14447-5
書籍購入はこちらから
https://store.kinzai.jp/public/item/book/B/14447/

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