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先端技術研究・サイエンス分野 個別事例

先端情報通信技術
ものづくり
社会インフラ
ライフサイエンス(生体高分子関連)
ライフサイエンス(生命情報データマイニング関連)
エレクトロニクス
MEMS

先端情報通信技術

ブロックチェーン間のインターオペラビリティ実現のための研究

連携企業名

株式会社Datachain、SBI R3 Japan株式会社

概要

ブロックチェーンの利活用は多様なユースケースで進行しており、日本国内外で様々なサービスが提供されている。これらは主に個別のブロックチェーンネットワーク内でサービス展開がされている状況であり、個別のブロックチェーンネットワーク間のインターオペラビリティを実現することで、より高度なサービスを提供可能になることが期待できる。このような背景を踏まえ、主要エンタープライズブロックチェーン基盤間のインターオペラビリティを念頭に、特にGoQuorum、Corda間のインターオペラビリティについて金融・非金融の想定ユースケースを設定し、機能・非機能要件の実現方法について研究を実施。機能・非機能要件は個別システム毎に水準が異なるものの、本研究によって得られた機能・非機能要件を実現するための一般的なプラクティスを公開する。

携帯電話の基地局配置最適化ツールの開発

顧客名

民間企業

概要

電波資源は有限であるため、3.9G/LTEのような新しい通信方式を採用した携帯電話の普及や、スマートフォンなど魅力的なコンテンツを利用可能な端末の登場に伴い、「繋がりにくさ」、「通信速度の低下」といった形で通信の質が低下することが懸念される。この問題を解決するためには、無線電波の中継点となる基地局を増やす必要があるが、携帯電話の保有割合が飽和状態に近づき、利用者数の大幅な伸びが見込めない状況にあっては、投資コストを抑えることが強く求められている。本業務では、必要最小限の投資で効率的に基地局の設置を設計するためのシミュレーションツールを開発した。

ものづくり

次世代スパコン「京」のための大規模流体解析コードの開発

顧客名

東京大学

概要

世代スパコン「京」を活用する大規模流体解析コードとして、乱流現象の高精度予測を実現するFrontFlow/blue(以下、FFB)の開発を行うとともに、解析コンサルティングサービスを提供している。FFBは、文部科学省次世代IT基盤構築のための研究開発「革新的シミュレーションソフトウェアの研究開発」プロジェクトにおいて開発され、最先端の計算科学シミュレーションソフトウェアの実用化を目的に、フリーソフトウェアとして公開されている。FFBの特徴は、非定常流れを高精度かつ短時間に予測することであり、ターボ機械内部流れや空力騒音の予測において多くの実績がある。

燃料電池シミュレータを用いた自動車用燃料電池の研究開発支援

顧客名

民間企業

概要

高効率でクリーンなエネルギーとして期待される燃料電池は、その製品開発において運転条件・構造・部材特性に関して複雑なトレードオフがあり、コストと性能の両立を求められる実用化は容易ではない。開発においては、発電特性を支配するメカニズムを理解し、さまざまなトレードオフをコントロールすることが重要である。当社は、現象分析から必要な実験条件の提案、数理モデルの構築、シミュレーション、解析結果の評価まで、実験と数値シミュレーションを連携させたトータルな燃料電池の動作メカニズムの解析によりその研究開発を支援している。

流体、構造、電磁場、マルチフィジクス解析サービス

顧客名

民間企業

概要

汎用構造解析コードABAQUS、LS DYNA、流体解析コードFluent、OpenFOAM、マルチフィジクス解析コードCOMSOLに加え自社開発解析コードを利用したシミュレーションサービスを提供している。問題定義、モデル化からシミュレーション、解析結果評価までトータルに問題解決をサポートしている。

燃料電池・水素技術ロードマップ策定に関する調査

顧客名

新エネルギー・産業技術総合開発機構

概要

燃料電池技術及び水素技術は省エネルギー、環境負荷低減、エネルギー多様化、新規産業創出等に資するエネルギー分野の中核技術である。効率8割を超える家庭内発電・給湯システム(エネファーム)やCO2の大幅削減が可能な次世代自動車(FCV)は既に実用性能の実証を終え、現在、普及のための低コスト化と社会インフラ整備に向けて積極的な研究開発が推進されている。本調査では、ステークホルダー間で「技術開発シナリオ」を共有し、実用化を効率的・効果的に推進する上で不可欠な「燃料電池・水素技術開発ロードマップ」策定のための技術調査を実施した。

社会インフラ

地中内構造物の耐震解析コンサルティング

顧客名

民間企業

概要

兵庫県南部地震以降、さまざまな土木・建築構造物において耐震設計に関する指針が変更され、構造設計における想定地震動が大きくなっている。これによって比較的地震に強いと言われるトンネルや水道施設などの地中構造物においても非線形挙動の解析が求められ、さらに応答変位法や震度法といった簡易な解析法から、地震動が地盤を介して伝達、吸収、反射されるといった現象を考慮した高度な解析のニーズが増えてきている。当社は、長年にわたる解析技術の経験を活かし、構造物の耐震解析や地震時における地盤と構造物の相互作用の解析に関するコンサルティングサービスを提供している。

地盤・岩盤の数値解析とトンネル設計コンサルティング

顧客名

民間企業

概要

山岳トンネル、シールドトンネル等の地下構造物に対し、数値解析エンジニアリングを行っている。山岳トンネルにおいては、FEM解析による近接構造物への影響予測や二次覆工等の3次元構造解析のサービスを提供している。また、シールドトンネルについては、村上-小泉の提案するモデル化手法(M-K法)を取り入れた解析システム(Moleman)の開発・販売とこれを用いた解析サービスの提供に加え、シールドトンネル研究会の運営を行っている。

ライフサイエンス(生体高分子関連)

生体高分子シミュレーション関連業務

顧客名

東京大学等

概要

日本発の分子軌道の計算手法であるフラグメント分子軌道法(FMO法)を生体高分子に適用し、創薬において重要な大規模タンパク質の電子状態を高速・高精度に計算できるシミュレータの開発を行っている。特に「京」に代表されるスーパーコンピュータを用いた計算科学からのアプローチによる創薬(新薬開発)への期待は急速に膨らんでおり、当社は、スーパーコンピュータを用いたシミュレータの研究開発、その成果の普及に取り組み、創薬などの研究開発基盤としてのソリューション提供を行っている。

ライフサイエンス(生命情報データマイニング関連)

生命情報データマイニング関連業務

顧客名

(独)国立がん研究センター等

概要

次世代シーケンサーの登場でゲノムDNA塩基配列解読の超高速化、大量解読化が加速され、医療、創薬等に期待が高まっている。シーケンサーで得られる大量データから特定データを抽出、特異情報を探索するには、データマイニングなどの計算科学、情報解析技術が重要である。当社は、従来からのゲノムワイド関連解析に留まらず、次世代シーケンサーからのデータ解析、パイプラインツール構築など計算科学と情報解析技術を駆使し、創薬などの研究開発基盤としてのソリューション提供を行っている。

エレクトロニクス

2次元デバイスシミュレータDeviceMeister-WVの販売・解析

顧客名

民間企業

概要

シリコンデバイス、化合物デバイス、太陽電池、有機デバイスと様々なデバイスに対応する2次元デバイスシミュレータの販売や本シミュレータを用いた解析業務を実施している。

  • みずほ情報総研技報「熱電効果を考慮したデバイスシミュレーション」(PDF/636KB)
    https://www.mizuho-rt.co.jp/publication/giho/pdf/003_02.pdf

3次元めっきシミュレータ FabMeister-EPの販売・解析

顧客名

民間企業

概要

従来経験と勘に頼っていためっきプロセスにおける装置設計、パターン設計、めっきパターンレイアウトなどの最適設計を支援する3次元めっきシミュレータの販売や本シミュレータを用いた解析業務を実施している。

オンウェハモニタリング技術と連携したプラズマプロセス解析

顧客名

民間企業

概要

東北大学寒川誠二教授の技術協力の下、3種類のオンウェハセンサを用いたモニタリング技術により測定された電子、イオン、フォトンなどの活性種に関する各種情報を入力データとした、高精度なプラズマプロセスにおける加工形状および損傷予測解析サービスを実施している。

MEMS

MEMS用設計・解析支援システム「MemsONE」の開発

顧客名

経済産業省・独立行政法人

概要

経済産業省/独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託により産学連携コンソーシアム(9企業、13大学、1研究機関、1団体)を結成し、平成16年度から18年度の3年間を費やして国内初のMEMS設計開発用統合システム「MemsONE」の主要機能開発を行った。本システムにより多くの異分野の技術者やMEMSプロセスに精通していない技術者がMEMSデバイスを容易に設計し、マスク描画を行い、迅速に試作評価を行うことを可能にした。現在も機能追加、改良を重ねており、活用範囲を広げている。

異分野融合型次世代デバイス製造技術モデリング・シミュレーション

顧客名

マイクロマシンセンター

概要

異分野融合型次世代デバイス製造技術開発プロジェクト(略称:BEANSプロジェクト)のモデリング・シミュレーションを実施した。BEANSとは Bio Electromechanical Autonomous Nano Systems の略称であり、従来のMEMS技術(トップダウン技術)とナノ・バイオ技術(ボトムアップ技術)が融合し自律的に機能する異分野融合型デバイスのことである。将来BEANSは、環境・省エネ、健康・医療、安全・安心などの社会ニーズに応え、我々の新しいライフスタイルを創造し、豊かな生活づくりに貢献するものと期待されている。

お問い合わせ

担当:広報室
電話:03-5281-7548

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